突然の「グキッ」とギックリ腰になったら、慌てないようにしたいですよね?
ぎっくり腰になると体を動かしたときに腰を中心に痛みが突然走ります。
ぎっくり腰は突然想像もしない激痛がくるので、ドイツ語で「魔女の一撃」と俗称で呼ばれる程です。
ぎっくり腰の痛みは差があります。頑張れば動ける痛みや、その場で立てなくなる痛み、寝返りも不可能になるほどの痛みがあります。
こんな時は、無理をしないで一定の間は安静にしましょう。
ですが、ぎっくり腰になった時に安静にしすぎると治りが遅くなることはあるようです。
今回は、突然起きるぎっくり腰の応急処置や、治療方法について紹介します。
ぎっくり腰とはなに?ぎっくり腰はどれくらいで完治するの?
実は「ぎっくり腰」の原因はわかっていません。
しかし、ぎっくり腰になりやすい姿勢や、動作などは普段の生活の中でいくつもあります。
ぎっくり腰のなりやすい動作と併せて対象方法も紹介します。
下のものを取ろうとしたときや重いものを持ち上げた時になりやすい!
腰を落とさずに腕だけで持ち上げようとすると腰に負担がかかりぎっくり腰になりやすくなります。
ベッドから起きる時にぎっくり腰になりやすい!
ベッドから起きる時にぎっくり腰になりやすいので、腰に力を入れず腕の力で起き上がり腰に負担をかけないようにする。
洗顔後にぎっくり腰になりやすい!
洗顔後にぎっくり腰になりやすいので、腰から起き上がらずゆっくり上体を意識しながら起き上がるようにする。
くしゃみした後にぎっくり腰になりやすい!
くしゃみはなるべく力を入れてしないようにする。リラックスした状態で勢い任せにくしゃみをするとぎっくり腰になりやすいです。
立ち上がる時にぎっくり腰になりやすい!
立ち上がる時は両足を肩幅までしっかり開き、両膝もしくは何かにつかまったりしてから身体を起こすようにする。
このように急に姿勢を変えた時などにぎっくり腰をになりやすくなります。
また、立ち仕事でなどで長時間腰に負担をかけている場合は、片方の足を15cmくらいの低い台に乗せることで腰の負担を軽減します。
完治の期間は個人差がありますが、痛くて日常生活が困難な状態の期間はだいたい2~3日だと言われています。
その後は徐々に日常生活できる日々が続き、完治するのは発症してから10日目以降になるでしょう。
ただぎっくり腰の発症直後の対処によっても違いがあるよです。
ぎっくり腰の効果的な治療方法は普段通りに生活すること!?
ぎっくり腰になってしまった場合は、動ける範囲内で極力動くようにしましょう。
しかし2~3日は痛みが強いので、よくなった頃を見計らって動いてみましょう。
最近の研究では安静にしていることで痛みが増してしまい、普段通り動かしながら予防をしていくことが一番早い治療方法といわれています。
コルセットの着用も痛みを抑える効果がありますがあるといわれていますが、コルセットは安静につながり、逆に腰の痛みを過敏にし、治りが悪くなってしまったり、痛みを長引かせる可能性があります。
ただ、あまりに痛い場合は着用し、よくなってきたら外すことを心がけましょう。
なるべく普段通りの生活をして、ストレッチや腰痛体操をすることが早期回復のポイントです。
ぎっくり腰にならないように腰痛体操をやってみよう!
慢性化すると繰り返してしまう腰痛。毎日のストレッチや体操をして筋力を強化し、腰痛を防ぎましょう。
筋力を強化することでぎっくり腰の軽減や腰の痛みの対策につながります。
腰、背骨、お尻と分けて順に紹介していきます
ぎっくり腰にならないように腰の体操をやってみよう!
①仰向けに床に横になります。
②上体の向きを変えずに、腰から下だけをひねります。左右、交互にしましょう。
ぎっくり腰にならないように背中の体操をやってみよう!
①椅子に腰掛け、腰に手をあてます。
②はじめに、息を吐きながらおへそをのぞきこむように腰を丸めます。(5秒間キープ)
③次に息を吸いながら胸を張るように腰を前に反らせます。
④息を止めずにゆっくり繰り返しましょう。
ぎっくり腰にならないようにお尻周辺の体操をやってみよう!
①仰向けに床に横になります
②胸の前まで曲げた両足を引き寄せ両手で抱え込見ます。
③抱え込んだまま10秒キープしましょう。
突然ぎっくり腰になったら応急処置はどうしたらいいの?
急に痛みを生じるのがぎっくり腰ですが、その痛みは様々です。
仕事中やふとした瞬間になってしまった場合、寝ていれば大丈夫と軽視せず応急処置を心がけましょう。
応急処置を怠るとあとあと痛みがひどくなってしまう恐れもあります。
ぎっくり腰になってしまった時の応急処置は、まず腰を丸めることで痛みが和らぎます。
そして腰に負担がかからないように、横向きに寝て膝を曲げ安静にします。
また、仰向けになり膝の下に丸めた座布団を敷いて膝を高くすると痛みが和らぎますよ。
この時安易にマッサージをしたり、動いたりしないようにしましょう。
また、冷やせばいいのか?温めればいいのか?迷うところですが、靭帯や筋肉の断裂により出血や、炎症を起こしているケースは消炎作用のある冷湿布のほうが適しています。
お風呂で温めたり、無理に腰を屈めたりしゃがむ姿勢をとると急に痛みが強くなることもありますので、必ず病院に受診しましょう。
ぎっくり腰の知識を知っておけばいざという時に助かる!
今回は、突然起きるぎっくり腰の応急処置や、治療方法について紹介しまっした。
ぎっくり腰になったら安静にして、動けるようになったら日常生活を送りましょう。
この方法が再発防止と、早期回復の近道です。
そして、日頃から筋力を強化すると腰痛の予防になります。
また、手足のしびれなどが生じた場合などは、他の症状が疑われますので医療機関を訪れましょう。