疲れが取れない、肩こりがつらい、冷え性で悩んでいる、そんな方はサウナはいかがでしょうか?
サウナは健康や、美容などいろいろな効果があり、体をリフレッシュしてくれます。
そこで今回は、サウナの効果や、サウナの効果を高める入り方についてご紹介します。
【サウナの効果】サウナには嬉しい6つの効果がある!
【サウナの効果】疲労回復効果
体の細胞は、血管を通して栄養や酸素を受け取り、老廃物を排出しています。
サウナで体を温めると、血管が広がり血液の流れがよくなります。
その結果、細胞に血液を通して、新鮮な酸素や栄養が届けられます。
血液には細胞の老廃物を排出する働きもあるので、たまっていた老廃物も排出されます。
この効果により、体の疲れを回復させられます。
【サウナの効果】身体の凝りや痛みを和らげる
身体の凝りや痛みは、筋肉が緊張して血液の流れが悪くなり、細胞に栄養と酸素が十分に送り届けられなくなることが原因です。
サウナに入ると、血行がよくなります。
すると、不足しがちだった栄養や酸素が、細胞に十分行き渡るようになるので、凝りや痛みを解消する効果が得られます。
【サウナの効果】免疫力が高める効果がある
サウナの熱を受けると、体の中ではHSP(ヒートショックプロテイン)というタンパク質が作られます。
このタンパク質には、他のタンパク質の傷を治す働きがあり、その働きを通して細胞を活性化させます。
免疫細胞も例外ではなく、HSPの働きで免疫細胞が活性化し、免疫力が高まります。
【サウナの効果】体調を整える効果がある
人の身体は、交感神経と副交感神経という自律神経系によって支配されています。
これらの神経の働きは同時に優位になることはありません。
体が活動する時には交感神経が優位になり、休んでいる時には副交感神経が優位になるというように交互に作用します。
このように交感神経と副交感神経が交互に作用することで、体のコンディションは良好に保たれます。
ところが、人はストレスなどを受けると、体を休めるべき時にも交感神経が優位のままになります。
交感神経と副交感神経がうまく切り替わらなくなり、体のコンディションが悪化します。
サウナでは、サウナと水風呂を交互に利用することが多いです。
この温かい刺激と、冷たい刺激の交互の刺激が、交感神経と副交感神経が本来の働きをするように整えてくれます。
こうしてサウナは人の体調を整えます。
【サウナの効果】美容効果がある
サウナに入ると、血行が良くなると同時に、リンパの流れもよくなります。
血液やリンパの流れが滞ると、身体にむくみが生じます。
これらの流れを改善させると、むくみが取れるので、すっきりとした感じになります。
また、毛穴にたまった汚れは肌荒れの原因になりますが、汗をしっかりとかくことで毛穴から汚れを洗いながせます。
他にも水風呂によるお肌の引き締め効果も期待できます。
【サウナの効果】冷え性の改善効果
サウナに入ると、体の中から温められます。
これは、サウナが体中の血管を拡張させ、血行をよくするからです。
手足の血管が拡張されるので、サウナから上がった後も保温効果は続きます。
これにより、冷え性の改善が期待できます。
【サウナの効果】サウナの種類と特徴について知ろう!
【サウナの種類】ドライサウナ(乾式サウナ)
一般的にサウナと言われているのが、このドライサウナです。
80〜100℃くらいの温度ですが、空気は乾燥しています。
なお、サウナ室内には3段くらいのベンチがある場合が多いですが、下ほど温度は低く、上段に上るにつれ温度が高くなります。
【サウナの種類】ミストサウナ(湿式サウナ)
ミストサウナ(湿式サウナ)は、蒸気やお湯を使用するので湿度は高いですが、温度は40〜50℃と低めです。
ドライサウナよりも身体にかかる負担が少なく、潤い効果も得られます。
【サウナの種類】遠赤外線サウナ
遠赤外線サウナは、40〜60℃と少し温度が低めのサウナです。
低温ですが、10分程度入れば普通のサウナのように体温がしっかりと上がり、血行もよくなり、疲労回復効果も望めます。
家庭用サウナとしても利用されています。
【サウナの種類】塩サウナ
全身に塩をまぶして入るサウナです。
サウナで汗をかいたのち、マッサージを受けることで美肌効果が得られます。
【サウナの効果】サウナを最大限に楽しむ方法を知ろう!
【サウナの効果】体調を整える方法
温冷交代浴がおすすめです。
- サウナに入る前にお風呂で体を温める
- 体を拭いて、汗や水分をキレイに拭く
- 10分程度サウナに入る
- ぬるめのシャワーで汗を流す
- 水風呂で1分くらい体を冷やす
- 外気にあたり数分間休憩する
※これを2〜3回繰り返します。
サウナに必ずしも10分程度入らなければならないわけではありません。
気持ちよく汗がかければ、それより短い時間で十分です。
休憩しすぎて、体を冷やしすぎないことが大切です。
【サウナの効果】疲れをとる方法
仕事やスポーツによる体の疲れを回復させたい時は、サウナに入る前に体が汗をかきやすい状態にしておくことがポイントです。
- サウナに入る前に、お風呂に使って体を温める
- 体を拭いて、まずは90〜100℃のサウナから入る
- 温度が高くなっている上段のサウナ に移り、15分程度体を温める
- シャワーで汗を流し、1分程度水風呂に入る
- 数分間休憩する
- 再びサウナに入る
※これを数回繰り返します
サウナに入ったり出たりすることで、血行を促進し、疲れたときに細胞にたまってくる乳酸を排出させて、体の疲れを取り除きます。
【サウナの効果】体の凝りや痛みを和らげる方法
体の凝りや痛みには、短い時間にパッと高い温度のサウナによる皮膚刺激を与えるのがおすすめです。
- サウナに入る前に、お風呂に浸かって体を温める
- 体を拭いて、汗を拭き取る
- 90〜100℃程度のサウナに数分間入る
- シャワーで汗を流して終了
サウナの後に水風呂に入って体を冷やさないことがポイントです。
あくまでも短時間の刺激を求めますので、長時間のサウナも必要ありませんし、繰り返してはいることもありません。
【サウナの効果】体を健康にする方法
体を健康に保ちたい、そんな時には免疫力を高めるのがおすすめです。
免疫細胞を活性化させるHSPを作り出したいなら、体の芯まで温める入り方が効果的です。
- サウナの前にお風呂に入り、足を中心に体を温める
- 体を拭いて水分を拭き取ったら、サウナに入る
- 90〜100℃のサウナに10分ほど入る
- 一旦サウナから出てかいた汗をシャワーで流す
- 水風呂に入り、体を一気に冷やして引き締める
- 休憩して終了
HSPを作り出すには、ある程度体を熱くすることが大切です。
そこで90〜100℃のサウナに入ります。
ただし、無理のない程度にしてください。
【サウナの効果】熟睡する方法
寝付きが悪い方は、低温サウナがおすすめです。
程よく体を温めて、体を休息させる副交感神経という神経を優位にして、リラックスさせます。
- サウナに入る前に、お風呂で体を温める
- シャワーで体の汗を流して、水分を拭き取る
- 70℃くらいのサウナに15分くらい入る
- サウナから出てシャワーを浴びる
- 30分くらい休憩したら終了
体を温めすぎないことがポイントです。
熱すぎると思うようなら早めにサウナから出ても構いません。
サウナから出てシャワーを浴びるとき、足を冷たい水で冷やすと、保温効果がでて身体から熱が出にくくなります。
【サウナの効果】美容効果を得る方法
サウナで美容効果を得たいなら、湿度が高いミストサウナが適しています。
湿度の高さで、お肌や髪に潤いを与えます。
- ミストサウナに入る前に、入浴して体を温める
- シャワーで汗を流す
- ミストサウナに10〜20分ほど入る
- サウナから出てシャワーで汗をしっかり流す
- しっかり保湿して終了
ミストサウナに入ると、体全体が蒸されて、汚れも落としやすくなっているので、一緒に体を洗うのもいいですね。
潤いを逃さないためにも、ミストサウナの後はしっかりと保湿してください。
【サウナの効果】無理は禁物!サウナに入る時の注意点
【サウナの注意点】体調が悪い時は無理しない!
サウナにいろいろな効果があるからといって、体調不良のときにサウナを利用すると、かえって健康を害する可能性があります。
体調が悪いときには、サウナを控えましょう。
【サウナの注意点】持病がある人は医師に確認しよう!
高血圧症、糖尿病、心臓疾患、脳血管障害<など、血管系の病気などの治療を受けている方は、サウナに入ってもいい状態なのかどうかを、まずは主治医に確認しましょう。
サウナに適した健康状態にない場合は、サウナを利用するのはやめましょう。
<h3【サウナの注意点】水分補給をしよう!
サウナに入ると、汗がたっぷりと出ますので、体から水分が失われています。
体が水分不足に陥ると、血液の流れが悪くなり、血栓という詰まりが生じやすくなります。
すると、脳梗塞や心筋梗塞などの血管の病気を起こしやすくなります。
サウナの前後は、しっかりと水分補給をして、失われた水分を回復させましょう。
【サウナの注意点】サウナの間は口呼吸しない!
通常のサウナの温度や湿度で喉が火傷することはありませんが、普段との温度差に喉や気管が敏感になり、サウナの温度や湿度により気管や肺に負担がかかりやすくなります。
ゆっくりと鼻呼吸を続けるようにしましょう。
【サウナの注意点】飲酒後に入らない!
アルコールには、利尿作用というおしっこを出しやすくする作用があります。
サウナに入ると、たくさんの汗が出ますので、アルコールを飲んでおしっこをたくさん出すようなことになると、体から必要以上に水分が抜けてしまう可能性があります。
すると、血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなりますので、心筋梗塞や脳梗塞を起こすリスクが高まります。
サウナの前にアルコールを飲むのはやめましょう。
【サウナの注意点】長時間入りすぎない!
サウナは我慢比べをするところではありません。
長くても15分くらいまでです。
長時間入りすぎるのは、かえって健康を害することもあります。
【サウナの効果】サウナをより楽しむ方法を知ろう!
【サウナの効果】ととのう
サウナにおける「ととのう」とは、サウナを利用している快感が最高に達することです。
サウナに入って、血液の流れが良くなったことで、身体のさまざまな臓器や器官の働きが高まり、新陳代謝が活発化することで、細胞に蓄えられていた疲労物質が排出されることで、ととのうという状態に達すると考えられています。
【サウナの効果】ロウリュ
近年、我が国で人気が出ているのが「ロウリュ」というサウナです。
これは、サウナの本場フィンランドのサウナを再現したサウナで、サウナストーブの上に置いてある石に、水をかけて水蒸気を発生させます。
水蒸気の効果で、体感温度を高めて、汗を出しやすくし、サウナの効果を高めます。
【サウナの効果】アウフグース
ロウリュで生じた水蒸気を、タオルであおり室内に広げるのが「アウフグース」です。
室温は下がりますが、水蒸気による体感温度の上昇と、湿度による快適さが利点です。
【サウナの効果】ヴィヒタ
「ヴィヒタ」とは、白樺の枝葉を束ねたものです。
フィンランドでは、サウナで温まった体をヴィヒタで叩いて、肌を刺激し、皮膚の細胞を活性化させています。
【サウナの効果】お風呂用メガネ
メガネをかけている方は、サウナに入る前にメガネを外しているかもしれません。
ですが、そうすると人の顔も時計も見えにくくなります。
そこで、「お風呂用メガネ」を使って見てはいかがでしょうか?
フレームが熱くなって火傷するリスクが少ないので、サウナの中でも使えます。
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【サウナの効果】サウナハット
サウナに入っていると、髪の毛がとても熱くなります。
そんな時に便利なのが「サウナハット」です。
サウナで髪の毛が熱くなりすぎるのを防ぐ効果があります。
サウナの効果はたくさんあります!リフレッシュして健康な体にしよう!
そこで今回は、サウナの効果や、サウナの効果を高める入り方についてご紹介しました。
サウナは、誰にでもできる健康法ですが、体調に応じて無理せず利用することが大切です。
サウナを利用するときの注意点を理解して、間違った方法で体調を崩さないように気をつけてください。
- サウナは健康法のひとつです
- サウナには疲労回復や免疫力アップ、冷え性の緩和などの効果がある
- サウナには体調が悪い時には入らない、水分補給をしっかりするなどの注意点がある
- ロウリュやアウフグースなどサウナをさらに楽しむ方法もある