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美肌の大敵埋没毛!治し方は意外と簡単?埋没毛の原因と予防法も解説!

美肌の大敵埋没毛!治し方は意外と簡単?埋没毛の原因と予防法も解説!

ムダ毛の処理をした箇所の毛穴が黒くポツポツしているという方、それは埋没毛かもしれません。
せっかくムダ毛を処理しても毛穴が目立つと美肌からは遠ざかってしまいます。

そうならないためにも、今回は埋没毛の原因と対策を紹介していきます。
予防法も紹介していきますので、今は埋没毛が気にならない方もぜひご覧ください。

これも埋没毛?埋没毛ってどんな毛のこと?

埋没毛とは

埋没毛とは皮膚の外に出られず毛穴の中に埋れた毛のことです。
黒い点のように埋れている場合もあれば、皮膚の下でぐるぐると渦巻いて成長している毛がうっすら見える場合もあります。

毛が生える部分はどこにでも埋没毛ができる可能性がありますが、特に太くて硬い毛が生えているワキやデリケートゾーン、皮膚が柔らかい腕や脚の内側にできやすい傾向があります。

埋没毛は皮膚の下に毛が埋れている状態なので、できもののように膨らみがありますが特に痛みや腫れはありません。
毛穴に膨らみがあることから粉瘤(毛穴が詰まりしこりや炎症ができる)やニキビと間違われることもあります。
特に粉瘤は炎症をおこしていなくても慢性化して膿がたまると皮膚を切開する必要が出てきます。
不安な場合は早めに皮膚科を受診しましょう。

埋没毛が複数できて毛穴が黒くポツポツしていると気になるものです。
まずは原因から紹介していきますので埋没毛にならないためにもぜひ確認してみてください。

なぜ埋没毛ができるの?あなたもしているかもしれない悪習慣が原因?

埋没毛が出来る原因

埋没毛の主な原因は誤ったムダ毛の自己処理にあります。
ムダ毛処理は正しい方法を知る機会が意外と少ないので、これを機会に誤った方法でムダ毛処理をしていないかチェックしてみましょう。

埋没毛ができる悪習慣①毛に逆らって剃る

最も簡単で安価なためカミソリを使ってムダ毛処理をされている方は多いと思います。
しかしカミソリを使うとムダ毛だけでなく肌の表面も削ることになります。
さらに、毛に逆らって剃るとより大きな力で肌を引っ張ることになるので肌へのダメージが大きくなります。

肌はダメージを受けるとバリア機能が低下し乾燥するため肌の新陳代謝が落ち、古い角質を溜め込み肌が分厚くなります。
このように肌が厚みを増すと毛穴が塞がりやすいので埋没毛の原因となります。
シェービングクリームなどで肌を保護してから毛の流れに沿って剃るようにしましょう。

埋没毛ができる悪習慣②毛抜きを使う

毛抜きを使用するとムダ毛を毛根からなくすことができるので次に生えてくるまでの時間が長くムダ毛処理の頻度を減らせるというメリットがあります。

しかしながら、毛根を引きちぎると傷ができることがあり、その傷を直そうと毛穴の角質が分厚くなることで毛穴を塞ぎます。
毛穴が塞がれば次に生えてくる毛が肌の表面に出てくることができなくなり、埋没毛となります。

毛抜きだけでなく脱毛ワックスを使用する場合も毛を毛穴から引っ張ることになるので毛抜きと同じ現象がおこります。
毛が毛根から抜けず途中でちぎれた場合も埋没毛に発展しやすいので注意しましょう。

埋没毛ができる悪習慣③ムダ毛処理後にケアしない

ムダ毛ケアの際にどれだけダメージを与えないように気をつけていても傷ついてあれやすい状態です。
そのまま特にケアをせず放っておくと埋没毛になるだけでなく様々な肌トラブルを引き起こします。

肌が傷ついているムダ毛処理直後は化粧水で肌に水分を補ってからボディークリームで潤いを閉じ込めてください。
ムダ毛処理後の肌は非常にデリケートな状態ですのでアルコールが多く含まれた刺激の強いアイテムで保湿するのは避けた方がいいでしょう。

正しいムダ毛処理を行なっていてもその後のケアで多くの刺激を肌に与えるとダメージの原因となり埋没毛につながります。
特に敏感肌の方はケアアイテム選びから注意していきましょう。
同様にボディーソープも洗浄力の強いものを選ぶと乾燥しやすくなりますのでご自身が使用されているものを見直してみてください。

またマッサージしながらクリームを塗る習慣がある方もいらっしゃるかもしれませんが、肌が傷ついている時には優しく撫でるような塗り方を意識しましょう。
ボディークリームにはさっぱりした仕上がりのものからしっとりとした仕上がりのものまで様々あります。
季節やご自身の肌状態にあったものを選べるように何種類か用意しておくと便利です。

埋没毛がさらなる肌トラブルを引き起こすって本当?

埋没毛による肌トラブル

埋没毛は多くの場合放っておいても問題ありませんが、他の肌トラブルを起こす可能性がゼロではありません。
主に①毛嚢炎②黒ずみ③色素沈着に発展します。
それぞれどのような症状なのか解説していきます。

埋没毛による肌トラブル①毛嚢炎

毛穴の奥にある毛根を包んでいる毛嚢という部分が炎症を起こした状態です。
人間の皮膚に常に存在しているブドウ球菌に感染しておこります。

通常であれば感染し炎症を起こすことのないブドウ球菌ですが、誤ったムダ毛処理で毛穴が傷ついていると感染する可能性が高くなります。
炎症をおこし膿がでているような状態だとさらに悪化する場合がありますので、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

埋没毛による肌トラブル②黒ずみ

擦り傷や切り傷が治った時に傷跡が黒ずむように埋没毛によって毛穴に負担がかかると黒ずみに繋がります。
また、毛穴を守ろうと角質が過剰に生産され毛穴1つ1つが目立ってブツブツとした鳥肌のような見た目になることもあります。

埋没毛による肌トラブル③色素沈着

同じ毛穴で繰り返し埋没毛ができると、何度もダメージを与えられている状態なので治る度にシミのように色素が沈着します。
複数の毛穴でそれが起こると目立ちますが治すのには時間がかかるので、そもそも埋没毛を作らないように予防することが大切です。

埋没毛にしないために!簡単にできる予防法を紹介

埋没毛の予防法

埋没毛ができると先ほど解説したような肌トラブルを引き起こすことがあり、それらを治すには多くの時間と労力が必要になります。
そのため埋没毛ができないように日々予防しておくといいでしょう。
それでは予防法を紹介していきます。

埋没毛の予防法①保湿する

ムダ毛ケア後の保湿は特に大切ですが、日々保湿を続けることも必要です。
埋没毛ができている毛穴は肌の新陳代謝が落ち、新しい角質ができるリズムが乱れた状態です。

保湿をすることでそのリズムが整い、過剰に生成された角質が剥がれやすくなります。
特に尿素配合のクリームで保湿すると角質分解と保湿の効果が高く望めます。

保湿が面倒になる日もあると思いますが、毎日継続して潤った肌をキープすることに意味がありますので頑張りましょう。

埋没毛の予防法②肌を清潔に保つ

毛穴には剥がれ落ちた角質・皮脂・ホコリなどが詰まる可能性があります。
毛穴が塞がると埋没毛ができやすいので、毛穴が塞がらないように清潔に保つ必要があります。
しかし、肌を清潔に保とうとするあまり1日に何度も洗うと肌の油分が過剰に失われ乾燥につながる可能性があります。
そうなれば埋没毛の原因になりますので、洗いすぎにも注意が必要です。

埋没毛の予防法③ムダ毛ケアを見直す

埋没毛の原因で記載している通り、誤ったムダ毛処理によって埋没毛ができます。
ムダ毛の処理は必要ですが、多かれ少なかれ肌にダメージを与えるからです。
特にカミソリや毛抜きを使用すると大きなダメージが加わります。

比較的ダメージが少ないのが電気シェーバーを用いたムダ毛処理です。
電気シェーバーは刃が直接肌に触れない構造になっているためです。

カミソリや毛抜きと違って購入に費用はかかりますが、埋没毛ができるとケアするために様々なアイテムが必要になるので惜しむべき出費ではありません。
今一度ムダ毛処理の方法を見直して美しい肌を手に入れましょう。

実は放ったらかしが正解?これが埋没毛の対処法!

埋没毛の対処法

頑張って予防していても埋没毛ができた時にはどのように対処すればいいのでしょうか?
基本的には放っておけば肌の生まれ変わるリズムに合わせて毛穴の外にでてくるので問題ありません。
しかしながらそのリズムが乱れているとなかなか埋れた毛が外にでてこないことがあります。
具体的にどのように対処すればいいのかご紹介していきます。

埋没毛の対処法①規則正しい生活をする

肌が生まれ変わるリズムを整えるのに規則正しい生活は欠かせません。
どれだけ肌のケアを頑張っていても睡眠や栄養が不足すればこのリズムが乱れ、埋没毛だけでなく様々な不調を引き起こします。
体調不良を引き起こさないためにも規則正しい生活を心がけましょう。

埋没毛の対処法②ピーリングする

埋没毛は剥がれきれない角質に毛が埋れている状態なので、不要な角質を取り除く必要があります。
そのために使用するのがピーリングです。
ピーリングは肌に刺激を与えるので、使用後はしっかりと保湿してください。
また、ピーリングを頻繁にすると肌へのダメージが非常に大きくなるので週に1回を目安に使用しましょう。

ピーリングと聞いてスクラブでもいいのではないかと考える方もいらっしゃると思います。
しかし、角質を溶かすピーリング剤とは違い角質を剥がすスクラブは肌への負担が大きいのでスクラブではなくピーリングを選ぶことをおすすめします。

埋没毛の対処法③クリニックやサロンで脱毛する

埋没毛は体毛が毛穴の中からでられなくなっている状態なので、脱毛して毛根から毛を無くすことで埋没毛ができないようにします。
さらに自身でムダ毛処理する機会が減ることもあり埋没毛ができるリスクを減らせます。
医療脱毛は効果が高い分痛みをともないやすい、クリニックや脱毛サロンは痛みがほとんどないが医療脱毛ほどの効果はないといったようにそれぞれの特徴があります。

脱毛を検討される場合はご自身に合った脱毛方法を探してみてください。
さらに、ニードル脱毛という針を使った脱毛方法を取り扱っていて毛穴に針で穴を開け埋没毛をだしてくれるクリニックもあれば、埋没毛が多いと施術を断られるサロンもありますので問い合わせや無料カウンセリングでご自身の希望する施術が受けられるのか確認するようにしてください。

また、ムダ毛処理には市販の脱毛剤を使用するという選択肢もありますが脱毛剤は毛穴から皮膚の表面にでてきている毛にしか反応しないので埋没毛の解消は期待できません。
どうしてもご自身で脱毛したいという方は美容家電として販売されている家庭用脱毛器を使用するのがいいでしょう。
背中など体の背面は自身ではなかなかお手入れしづらいので家庭用脱毛器と脱毛サロンそれぞれのメリットデメリットを考慮してご自身にあった選択肢を選んでみてください。

知らないうちに悪化させている?埋没毛の対処法としてやってはいけないこと

埋没毛を悪化させる原因

埋没毛を皮膚の外に出すために毛抜きなどで無理やり取り出したことがある方はいらっしゃいませんか?
毛を抜くと表立っては見えなくても毛穴の奥の毛細血管がちぎれるので毛穴の奥で内出血がおこります。

ちぎれた血管は修復されますが、修復する際にかさぶたが作られ毛が表面にでられなくなるので繰り返し埋没毛ができます。
また、毛穴の奥の毛細血管だけでなく、毛と一緒に皮膚を引っ張り傷つけることがあります。
そうなれば炎症をおこし、ひどい場合には化膿します。

さらに、無理に引っ張りだした時に毛が毛穴の途中でちぎれるとまた埋没毛になる可能性が高くなります。
埋没毛を毛抜きでケアするのはやめましょう。

炎症をおこし化膿した場合には早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

まとめ【埋没毛の正しい知識を持って予防していこう!】

今回は埋没毛の原因や対策についてお話ししました。
現在埋没毛にお悩みの方は、埋没毛の正しい知識を持って予防・対策していけば埋没毛に悩むことは少なくなるでしょう。

  • 埋没毛とは、体毛が皮膚の外に出られず毛穴の中に埋れた状態
  • 埋没毛の原因はカミソリや毛抜きで肌や毛穴への刺激
  • 埋没毛が引き起こす肌トラブルは毛嚢炎、黒ずみ、色素沈着などがある
  • 予防法には保湿する、肌を清潔に保つ、ムダ毛ケアを見直すことが大切
  • 毛抜きで無理に取り出すことは絶対にしてはいけない

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