【いびきの原因】放っておくと大きな病気を見逃すかも…いびきの原因を解説
テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」
35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。
家族や周りの人から「いびきをかいている」と指摘されて、初めて自分がいびきをかいていることに気づく人が多いですよね?
いびきの原因は、生活習慣と病気にあることが多いので、しっかり対策することが必要です。
そこで今回は、いびきの原因や、いびきを対策する方法についてご紹介します。
この記事の目次
【いびきをかく原因】いびきのメカニズムは空気の振動音です!
いびきは、寝ている間に狭くなった喉を空気が通った時に、粘膜が振動して鳴る音です。
正常な場合の呼吸では、喉が狭くなっておらず、空気の通り道が広いままなので、粘膜が振動せずいびきは発生しません。
しかし、なんらかの原因で喉が通常より狭くなってしまうと、空気の通り道が狭くなり、いびきにつながってしまいます。
狭い路地などに強風が吹くと、ヒューヒューと音がしますが、それと同じ仕組みです。
【いびきの原因】大きな病気との関係性を知ろう!
いびきの原因には、生活習慣が原因や、病気が原因でいびきをかきます。
それぞれのいびきをかく原因について紹介します。
【いびきの原因】生活習慣
生活習慣が不規則だったり、悪いと、いびきの原因につながってしまいます。
具体的には、鼻づまりや過労による疲労蓄積、食べ過ぎによる肥満、飲酒などがいびきの原因としてあげられます。
特に、肥満が原因の場合、喉の周りに脂肪が蓄積することにより、どんどん喉が狭くなり、空気の通り道がなくなっていくため、徐々にいびきがひどくなっていってしまいます。
【いびきの原因】睡眠時無呼吸症候
いびきの原因の1つに、睡眠時無呼吸症候群があげられます。
睡眠時無呼吸症候群とは、いびきといびきの間に、急に呼吸が止まってしまった状態になるなど、寝ている間に無呼吸時間があるという病気です。
この睡眠時無呼吸症候群を放っておくと、高血圧症や心筋梗塞などの原因になることが多く危険な病気です。
また、いびきをかくことによって睡眠での疲労回復が十分にできなくなり、日中の集中力が低下してしまうことの原因にもなることがあります。
【いびきの原因】脳梗塞
脳になんらかの異常があり、喉の周りの筋肉が緩んでしまうことが、いびきの原因になることがあります。
これを放置していると、重大な脳の病気の原因に繋がってしまうことがあるため、いびきがなかなか治らず不安に思ったら、医者を受診しましょう。
【いびきの原因】自分に合ったいびきの改善方法を知ろう!
【いびきの原因】生活習慣を改善していびきを改善しよう!
食べ過ぎによる肥満が原因であれば、食生活を見直して、喉の周りの脂肪を落とすようにしましょう。
そうすれば、喉が狭くなることがなくなり、いびきをかかなくなります。
また、鼻づまりや飲酒が原因の場合でも、それらの要因をとりのぞけばいびきをかかなくなるため、自分の生活を見直していびきを対策しましょう。
【いびきの原因】ちょうどいい高さの枕を見つけていびきを改善しよう!
枕の高さが自分に合わず、喉が圧迫されたり、脂肪が詰まったりすると、空気の通り道が狭くなってしまいます。
それがいびきにつながることもあるため、高さのちょうどいい枕で、いびきを対策しましょう。
【いびきの原因】マウスピースを使っていびきを改善しよう!
マウスピースを使うと、寝ている間に舌が下がって空気の通り道を塞がないようにしてくれるため、空気の通りがよくなり、いびきがおきなくなります。
ドラッグストアなどで販売されており、簡単に入手できますが、自分の骨格等に合ったものでないと、いびきの対策になりませんので、注意が必要です。
【いびきの原因】いびき対策用テープを使っていびきを改善しよう!
いびき対策用のテープを貼ると、口呼吸から鼻呼吸へ強制でき、鼻からスムーズに空気が通るため、いびきの対策になります。
マウスピース同様、ドラッグストアなどに売っているため、簡単に手に入り、対策はしやすいです。
ただし、このテープは、人によってはストレスになってしまうこともあるため、自分に合っているなら使ってみましょう。
いびきを改善しようと試してもダメなら病院に行こう!
今回は、いびきの原因や、いびきを対策する方法について詳しく紹介しました。
いびきの原因をきちんと知ることによって、できる対策もあります。
しかし、何回か改善方法を試してみても効果がない場合は、早めに病院で受診しましょう。
テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」
35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。