アトピーの私が選ぶ化粧水おすすめ8選!化粧水でアトピーを改善
テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」
35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。
「アトピー肌でも使える化粧水が知りたい!」
「アトピー肌でも肌にしみない化粧水っていないの?」
この記事を読まれているあなたは、上記のよう思われているかもしれません。
アトピー肌だと化粧水を使うだけでもしみたり、痒くなったりしますよね。
「自分に合う化粧水はないんじゃないか…」と思ってしまいます。
というわけで、本記事では実際にアトピー肌の筆者が使用してみた感想を通して、アトピー肌におすすめの化粧水を8個紹介していきます。
この記事の目次
アトピー肌用化粧水の選び方と選ぶ時の注意点
まず、アトピー肌に合う化粧水を選ぶのには、選び方を知っている必要があります。
選び方を間違えてしまうと、肌が敏感なアトピーの方はかえって肌荒れしてしまう可能性があるからです。
今までもなんとなく化粧水を選んで失敗した経験がある方も多いのではないでしょうか。
ですので、しっかりとアトピーに合う化粧水の選び方を知っておくことが大切になってきます。
アトピー肌用化粧水の選び方と注意点は以下の通り。
- 添加物の含まれていない化粧水を選ぶ
- 製薬会社の化粧水を選ぶ
- 保湿成分の高い化粧水を選ぶ
- パッチテストしてから選ぶ
それぞれについて細かく解説していきましょう。
アトピー肌用化粧水の選び方1:添加物の含まれていない化粧水を選ぶ
アトピー肌の方が化粧水を選ぶときは、添加物の含まれていない化粧水を選びましょう。
添加物の含まれている化粧水だと肌に刺激が強すぎるからです。
気を付けて確認したほうが良い添加物は以下の5つです。
- 着色料:化粧水に色を付けるためのもの。
- 香料:化粧水に香りをつけるためのもの。
- パラベン:防腐剤のこと。化粧水が腐るのを防止するもの。
- 界面活性剤:本来交じり合わないもの(水と油など)を交じり合わせられるもの。
- 鉱物油:石油を精製して得られる油のこと。保存力を高めるためのもの。
以上の5つはアトピーにとっては刺激が強すぎるため、肌のバリア機能を破壊する可能性があります。
成分として含まれていたら避けるべきです。
アトピー肌用化粧水の選び方2:製薬会社の化粧水を選ぶ
アトピー肌の方が化粧水を選ぶ際には、製薬会社の化粧水を選ぶと良いでしょう。
製薬会社には、医薬品を開発するノウハウがあります。
風邪薬や頭痛薬などをはじめとし、肌荒れに対する薬を出している会社も少なくありません。
ですので、製薬会社が販売している化粧水を選べば、どのような成分が体に良くて、どのような成分が体に悪いかをよく分かって製造されているため、比較的信用しやすいです。
アトピー肌用化粧水の選び方3:保湿成分の高い化粧水を選ぶ
アトピー肌の方は、保湿成分の高い化粧水を選びましょう。
アトピーの多くは乾燥が原因で悪化していきます。
そのため、常に肌が潤っている状態を保つことがとても重要です。
つまり、アトピー肌の方は保湿成分の高い化粧水を選んで常に肌を潤わせておく必要があります。
アトピー肌用化粧水の選び方4:パッチテストしてから選ぶ
アトピー肌用化粧水を選ぶときは、パッチテストしてから選ぶようにしましょう。
アトピー肌とはいってもそれぞれ症状が違うため、パッチテストしないと肌に合うかどうかの判断ができないからです。
化粧水をつけた絆創膏を肌に貼り、2日間そのままにしておけばパッチテスト完了です。
赤みやかぶれが出た場合は使用を中断しましょう。
トライアルキットや1回使いきりの試供品などがあるのでそれで試してみてください。
アトピー肌用化粧水おすすめ8選!
ここまではアトピー肌の方に向けた化粧水の選び方を解説してきましたが、ここからはアトピー肌の筆者が実際に使用してみてオススメできる商品を8個紹介していきます。
必ずしもすべての方に合う商品だとは限りませんのでご留意ください。
第8位 ヘパソフト 薬用顔の乾燥改善 オールインワン
第8位はロート製薬が開発・販売しているヘパソフト 薬用顔の乾燥改善 オールインワンです。
高保湿が売りのこの商品。化粧水、美容液、乳液の成分を兼ね備えている優れもので、かなり肌が潤いました。
ただ、ワセリンベースであり、パラベンを使用しているということから刺激に敏感な方は痒みを感じてしまう可能性もあるかと思います。
内容量:100ml
保湿成分:ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸ジカリウム、アラントイン
その他:無香料、無着色、ノンアルコール
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第7位 コラージュ 薬用保湿化粧水 とてもしっとり
第7位は、持田製薬株式会社のコラージュ 薬用保湿化粧水 とてもしっとりです。
敏感肌・乾燥肌向けに作られているだけあって、アトピー肌の筆者には使い心地が良かったです。
40~50代向けの商品ではありますが、年齢関係なくアトピーの方にはオススメです。
内容量:120ml
保湿成分:アミノセラミド:ラウロイルグルタミン酸ジ、トリメチルグリシン/グリチルリチン酸ジカリウム
その他:無香料、無着色、弱酸性、ノンアルコール
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第6位 ヒフミド エッセンスローション
第6位は、小林製薬が開発・販売している小林製薬 ヒフミド エッセンスローションです。
いろいろな化粧水を使う中で、「肌が突っ張るな…」と感じることが多かった私ですが、この商品では肌の突っ張りを感じることがなかったです。
アトピーの患者は先天的にセラミドが足りない人が多いとされています。
小林製薬のヒフミド エッセンスローションはセラミド配合を強みにしているのもアトピー患者としてはうれしいポイントですね。
内容量:120ml
保湿成分:アルブチン・ビタミンC誘導体、天然型セラミド
その他:無香料、無着色、弱酸性、ノンパラベン
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第5位 アドライズ ローションt
第5位は、大正製薬が開発・販売しているアドライズ ローションtです。
使用感もかなり軽く、良い意味で肌に何かを塗っている感じがしませんでした。
化粧水を塗った後にクリームを塗るだけでかなり肌が潤います。
公式サイトから注文すると10日間1,200円のトライアルキットを試せるので、気になる方はぜひ試してみてください。
内容量:120ml
保湿成分:ヘパリン類似物質/水溶性プラセンタエキス
その他:無香料、無着色、弱酸性、ノンアルコール(エチルアルコール)、ノンパラベン
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第4位 ミノン アミノモイスト 薬用アクネケア ローション
第4位は、第一三共ヘルスケアが開発・販売しているミノン アミノモイスト 薬用アクネケア ローションです。
アトピー肌の方であれば、もしかしたらシャンプーなどでミノンを使っていらっしゃる方もいるかもしれませんね。
シャンプーでおなじみのミノンですが、化粧水のミノン アミノモイスト 薬用アクネケア ローションはとにかく保湿力があります。
筆者の場合、3プッシュ出して肌に塗るだけでかなり肌が潤いました。
「いちいち乳液やクリームを塗るのが面倒だ」という方はこれ1本で済むミノン アミノモイスト 薬用アクネケア ローションを使うと良いかもしれません。
内容量:150ml
保湿成分:ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸2K
その他:無香料、無着色、弱酸性、ノンアルコール(エチルアルコール)、ノンパラベン
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第3位 イハダ 薬用ローション(とてもしっとり)
第3位は、資生堂薬品株式会社が開発・販売しているイハダ 薬用ローション(とてもしっとり)です。
こちらは敏感肌処方となっており、かなり敏感肌の私にとってはぴったりの商品でした。
しっとり・とてもしっとりの2種類がありますが、アトピー肌の方には潤いが長持ちするとてもしっとりをおすすめします。
化粧水の後にはイハダ 薬用エマルジョンを塗り、最後はイハダ 薬用バームを塗れば完了です。
抗肌荒れ成分が含まれているのも安心です。
こちらの商品には12日間トライアルセット(化粧水25mL 乳液15mL 薬用バーム5g)があります。
パッチテストして肌に合う・合わないの検証してもらえればと思います。
内容量:180ml
保湿成分:L-グルタミン酸ナトリウム、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、濃グリセリン
その他:弱酸性、無香料、無着色、ノンアルコール(エタノール)、ノンパラベン
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第2位 ジュレリッチ ブライト&バウンシングローション(モイスト)
第2位は全薬工業株式会社が開発・販売しているジュレリッチ ブライト&バウンシングローション(モイスト)。
筆者はどんな化粧水を使っても肌がチクチクする感じがどうしても拭えなかったのですが、こちらの商品を使ってからは保湿後の痒み・痛みで全く悩まなくなりました。
名前に”ローション”と入っていますが、油のような感じは全くなく、水を染み込ませているような感覚といった方が近いですね。
化粧水を染み込ませた後は、同シリーズのジュレリッチ ピュア インジュビネート エッセンスを塗り、最後にジュレリッチ エクストラ インジュビネート トリートメントで保湿すれば1日中肌が潤います。
3つ取りそろえると少々金額がかさみますが、1回の使用でかなり効果が持つことと、トリートメントの伸びが良いことを考えると長く使えるので結果的にコストパフォーマンスは高い商品だと思います。
薬局等で試供品をもらえるため、ぜひ1度試してみてください。
内容量:120ml
保湿成分:アルテミアエキス、植物性スクワラン、ツボクサエキス、天然セラミド(ビオセラミド:セレブロシド)、オリゴペプチド-6、ローズマリーエキス
その他:弱酸性・無香料・無着色・鉱物油無添加・界面活性剤無添加・ノンアルコール(エチルアルコール)・ノンパラベン
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第1位 アクアピュリティエッセンスローション
第1位はテイコク製薬社のアクアピュリティエッセンスローションです。
こちらはアトピー肌で悩んでいる友人に勧められ試しに使ってから今もずっと使っている、ダントツでオススメの化粧水です。
今まで紹介した化粧水はしっとりさせることがメインでしたが、このアクアピュリティエッセンスローションは化粧水の主成分である水にこだわり肌への浸透に重きを置いているので、付けた後の肌のモチモチ感や浸透力は今まで使っていた化粧品とは比にならないぐらいでした。
しっとり感に関しては、アトピー肌の乾燥肌である筆者は少し不安と思ったので、比較的安価で肌にやさしい無印良品の敏感肌用しっとりタイプの化粧水を重ねています。
すると、浸透がすごいうえに保湿もできて、このアクアピュリティエッセンスローションと無印良品の化粧水の合わせ使いをしてからは肌のトラブルで悩むことが本当に少なくなりました!
しかも、顔以外にも体で肌が荒れているところや、あせもにもアクアピュリティエッセンスローションだけをなじませるだけで、だいぶマシになります。薬をなるべく使いたくない人にもおすすめの方法です。
アクアピュリティエッセンスローションの化粧水の使い方としては、100均などで売っているスプレーボトルに詰め替え、洗顔した顔全体にかけ、手のひらで顔を包み込むようにプッシュしています。
疲れすぎてクレンジングするのが面倒な時は、コットンにたっぷり含ませて、撫でるような強さでゆっくり滑らせると、なんとメイクもきれいに落ちます!ただ、ウォータープルーフのマスカラなどは落ちにくいので気をつけてください。
化粧水としてだけではなく、肌荒れ時のレスキューやメイク落としにもなるマルチな化粧水、アクアピュリティエッセンスローションはサンプルもあるので、是非試してみてください。
内容量:150ml
保湿成分:パン酵母エキス、加水分解プロアントシアニジン、グリセルグリコシド、加水分解アナツバメ巣エキス、コメヌカスフィンゴ糖脂質
その他:ノンアルコール・ノンパラベン・無香料・無着色
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以上、アトピー肌の筆者がおすすめするアトピー肌用化粧水おすすめ8選でした。
ここまではアトピー肌用化粧水の選び方とオススメ商品について紹介してきましたが、実はアトピーの改善に関係が深いのがスキンケア。
次はアトピー肌用化粧水を使ったスキンケア方法について解説します。
アトピー肌用化粧水でできるオススメのスキンケア方法
アトピー用化粧水でできるオススメのスキンケア方法を3つ紹介します。
アトピーの患者がすべきスキンケア方法はかなり基本的なことですが、しっかりと守るだけでかなり改善されますので、ぜひ参考にしてみてください。
アトピー肌用化粧水でできるオススメのスキンケア方法1:化粧水を塗る前は顔を洗う
化粧水を塗る前は必ず顔を洗いましょう。
顔を洗わずに化粧水を塗ると、知らない間に付着していた汚れや菌も一緒に閉じ込めてしまう可能性があるからです。
そうするとかえってかゆみや痛みを感じたり、かぶれてしまったりする可能性があります。
顔を洗い、皮膚が清潔な状態で化粧水を塗り、清潔で潤った皮膚を維持することでアトピーは改善していきます。
常に皮膚を清潔に保つことを忘れないようにしてください。
アトピー肌用化粧水でできるオススメのスキンケア方法2:風呂を出た後には必ず化粧水を欠かさない
風呂を出た後には必ず化粧水を塗りましょう。
入浴後は最も肌が乾燥しやすいタイミングだからです。
入浴中、お湯につかることで保湿成分が溶け出してしまう・肌を洗うことで肌のバリア機能が破壊されてしまうことで肌はかなり乾燥しやすくなります。
それを防ぐためには風呂を出た直後の化粧水が欠かせません。
温かいお湯から出た後だと、肌が痒くて塗木に慣れないかもしれませんが、かなり重要になってくるので、忘れないようにしてください。
アトピー肌用化粧水でできるオススメのスキンケア方法・番外編:皮膚を洗うときにゴシゴシと洗わない
②で「肌を洗うことで肌のバリア機能が破壊されてしまう」と紹介しましたが、洗い方によっては肌のバリア機能の破壊が少なくて済みます。
その洗い方とは、こすらず撫でるように洗うという方法です。
顔を洗っていると、どうしても少しの刺激で痒みを感じてしまい強くこすってしまうという方は少なくないと思います。
ですが、強くこすることでより肌のバリア機能は破壊されアトピーは悪化してしまいます。
こすりたい気持ちをぐっとこらえて優しく撫でるように洗うようにしてみてください。
肌のバリア機能の破壊は最小限におさえられて、アトピーの改善につながります。
まとめ【アトピー肌の筆者が選ぶ化粧水おすすめ7選!化粧水でアトピー肌を改善】
- 添加物の含まれていない化粧水を選ぶ
- 製薬会社の化粧水を選ぶ
- 保湿成分の高い化粧水を選ぶ
- パッチテストしてから選ぶ
アトピー用化粧水の選び方についてまとめると、上記のようになります。
また、良い化粧水を選ぶだけではなく、正しいスキンケアすることでアトピーは改善されます。
良い化粧水を使う、良いスキンケアするだけでかなりアトピーのストレスは軽減されます。
痒くなくなるのはもちろん、堂々と肌も出せますしね。
しっかりと製薬会社の化粧水の中から添加物を確認して、パッチテストして、あなたに合った化粧水を見つけ出してください。
そして、痒みから解放された気持ちの良い気分を味わってみてください。
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