アトピー肌の筆者が選抜した市販の入浴剤!アトピー肌おすすめ市販の入浴剤7選
テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」
35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。
「アトピー肌でも使える入浴剤が知りたい!」
「アトピー肌でも肌にしみない入浴剤ってないの?」
この記事を読まれているあなたは、上記のよう思われているかもしれません。
アトピー肌だと入浴剤を使うだけでもしみたり、痒くなったりしますよね。
「アトピー肌は入浴剤を使ってはいけないのか?」なんて思ってしまいます。
というわけで、本記事では実際にアトピー肌の筆者が使用してみた感想を通して、アトピー肌におすすめの入浴剤を7個紹介していきます。
この記事の目次
アトピー肌用入浴剤の選び方と選ぶ時の注意点
まず、アトピー肌に合う入浴剤を選ぶために、アトピー肌に合う入浴剤の選び方を知りましょう。
選び方を間違えてしまうと、アトピー肌の方はかえって肌荒れしてしまう可能性があるからです。
今までなんとなく入浴剤を選んで痒くなってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
ですので、しっかりとアトピー肌に合う入浴剤の選び方を知っておくことが重要です。
アトピー肌用入浴剤の選び方と注意点は以下の通り。
- 添加物の含まれていない入浴剤を選ぶ
- 刺激物の含まれていない入浴剤を選ぶ
- 保湿成分の高い入浴剤を選ぶ
- 塩素除去成分の含まれている入浴剤を選ぶ
それぞれについて細かく解説していきましょう。
アトピー肌用入浴剤の選び方1:添加物の含まれていない入浴剤を選ぶ
アトピー肌の方が入浴剤を選ぶときは、添加物の含まれていない入浴剤を選びましょう。
添加物の含まれている入浴剤だと肌に刺激が強すぎるからです。
気を付けて確認したほうが良い添加物は以下の5つです。
- 着色料:入浴剤に色を付けるもの。
- 香料:入浴剤に香りをつけるもの。
- パラベン:防腐剤のこと。入浴剤が腐るのを防止するもの。
- 界面活性剤:本来交じり合わないもの(水と油など)を交じり合わせることができるもの。
- 鉱物油:石油を精製して得られる油のこと。保存力を高めるためのもの。
以上の5つはアトピー肌にとっては刺激が強すぎるため、肌のバリア機能を破壊する可能性があります。
成分として含まれていたら選ばないようにしましょう。
アトピー肌用入浴剤の選び方2:刺激物の含まれていない入浴剤を選ぶ
アトピー肌の方が入浴剤を選ぶときは、刺激物の含まれていない入浴剤を選びましょう。
刺激物が含まれていると肌がかぶれてしまう恐れがあるからです。
気を付けて確認したほうが良い刺激物は以下の3つ。
- 炭酸ガス:入浴剤を発泡させるためのもの。
- 炭酸水素ナトリウム:古い角質を落とし、肌をすべすべにするためのもの。
- 硫黄:温泉成分。疲労や冷えに効果のあるもの。
上記3つは、肌が強い方には魅力的な効果ですが、肌が弱いアトピー肌の方にとってはアトピー肌を悪化させる刺激物になる可能性が高いです。なるべく避けるようにしましょう。どうしても使用したい場合はかかりつけ医に相談したうえで使用するようにしてください。
アトピー肌用入浴剤の選び方3:保湿成分の高い入浴剤を選ぶ
アトピー肌の方は、保湿成分の高い入浴剤を選びましょう。
アトピー肌が悪化する原因の大半は乾燥です。
ですので、常に肌が潤っている状態を保つことがとても大切です。
つまり、アトピーの方は保湿成分の高い入浴剤を選んで常に肌を潤わせておく必要があります。
アトピー肌用入浴剤の選び方4:塩素除去成分の含まれている入浴剤を選ぶ
アトピー肌の方は、塩素除去成分の含まれている入浴剤を選ぶと安心です。
塩素除去成分によって、水道水に含まれている塩素を取り除くことができるからです。
塩素はアトピー肌にとって刺激物になる可能性があります。
基本的に日本の水道水であれば安全ではありますが、塩素除去成分によって塩素を取り除くことで、よりアトピー肌悪化のリスクを抑えることができるようになります。
実際にアトピー肌の筆者が使った!アトピー肌におすすめの入浴剤7選
ここまではアトピー肌に方に向けた入浴剤の選び方を解説してきましたが、ここからはアトピー肌の筆者が実際に使用してみてオススメできる商品を7個紹介していきます。
必ずしもすべての方に合う商品だとは限りませんのでご留意ください。
アトピー肌におすすめの入浴剤その1 ミノン 薬用保湿入浴剤
デリケート肌の方に向けて製薬会社が開発した薬用保湿入浴剤であるこちらの商品は、11種の保湿成分配合でしっとりとした肌を手に入れることができます。
実際に使用した使用感としては、入浴中はずっと保湿クリームを全身に塗っているような感覚でした。
原液をお湯にかき混ぜて使用するタイプで、1つ購入すると12回分使えるのも嬉しいですね。
内容量:480ml
価格:1,535円
その他:弱酸性、保湿成分配合
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アトピー肌におすすめの入浴剤その2 キュレル 潤浸保湿 入浴剤
おすすめ2つ目は、花王株式会社のキュレル 潤浸保湿 入浴剤です。
こちらは、保湿成分であるセラミドを配合しており、乾燥しやすい肌も潤う入浴剤になっています。
アトピー肌の症状がひどいと、風呂につからないときもありますよね。
そんなとき、桶で入浴剤を混ぜてかけ湯をするだけでも保湿効果があるのがこの商品です。
1つ購入すると14回分使えます。
内容量:420ml
価格:1,100円
その他:弱酸性、無香料、無着色、保湿成分配合
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アトピー肌におすすめの入浴剤その3 アトピタ 薬用保湿入浴剤
3つ目のおすすめ入浴剤は、丹平製薬 アトピタ 薬用保湿入浴剤です。
アトピタシリーズは「赤ちゃんでも使える」ほどやさしい成分で作られているのが特長です。
粉末をお湯に溶かして使います。
粉末の状態だとヨモギの香りが強かったですが、お湯に溶かすと香りはほとんど気になりません。
保湿入浴剤の中では珍しくヨモギ色のお湯なので、色を楽しむこともできますよ。
内容量:500g
価格:1,254円
その他:弱酸性、無香料、無着色、ノンパラベン、保湿成分配合
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アトピー肌におすすめの入浴剤その4 カウブランド 無添加 保湿バスミルク
おすすめ4つ目は、牛乳石鹸共進社のカウブランド 無添加 保湿バスミルクです。
牛乳石鹸共進社は敏感肌に向けた商品を多く販売しており、アトピー肌の方には人気です。
筆者が使ってみたところ、入浴剤自体に特別とろみがあるわけではないものの、風呂上りはずっとしっとりとした感覚がありました。
カサカサした乾燥の強いアトピー肌で悩んでいる方は、カウブランド 無添加 保湿バスミルクを使うのがオススメです。
内容量:560ml
価格:1,097円
その他:弱酸性、無香料、無着色、ノンパラベン、保湿成分配合
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アトピー肌におすすめの入浴剤その5 コラージュDメディパワー保湿入浴剤
5つ目のおすすめは持田ヘルスケア株式会社のコラージュDメディパワー保湿入浴剤です。
少々価格は高いですが、冬場の乾燥する時期でも効果があるとアトピー肌の間では人気の商品。
皮膚科や薬局で無料サンプルを貰うことができるので、1度試してみるのが吉かもしれません。
内容量:500ml
価格:3,300円
その他:無香料、無着色、ノンパラベン、保湿成分配合
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アトピー肌におすすめの入浴剤その6 ソフレ マイルド・ミーミルク入浴液 夢みるホワイトラベンダーの香り
6つ目のおすすめは、株式会社バスクリンのソフレ・マイルド・ミーミルク入浴液 夢みるホワイトラベンダーの香り。
香料自体は含まれているものの、ラベンダーの香りがリラックス効果を持っています。
赤ちゃんの肌に多く含まれていると言われているサクシノイルアテロコラーゲンが含まれています。
何よりも720mlで822円というコスパの高さが特長。
1回の入浴あたり70円以下で使用することができます。
かなりコスパが良いので、気になっている方は使ってみることをオススメします。
内容量:720ml
価格:822円
その他:無着色、ノンパラベン、保湿成分配合
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アトピー肌におすすめの入浴剤その7 保湿入浴液 ウルモア クリーミーミルク
おすすめ7つ目は、アース製薬の保湿入浴液 ウルモア クリーミーミルクです。
製薬会社の開発した保湿入浴液 ウルモア クリーミーミルクは、うるおいベール成分が全身を包み込みます。
この商品では、保湿成分によってアトピー肌が保湿された後、うるおいベール成分がうるおいを逃がさないように全身をコーティングします。ですので、入浴後もうるおいが長続きします。
とろみがあるのが特長で、“保湿入浴液 ウルモア クリーミーミルクじゃないと痒くなる”というユーザーもいるほど。
ミルクの香りも人気です。
600mlで577円と、コスパもかなり良いので、ぜひ試してみてください。
内容量:600ml
価格:577円
その他:無着色、保湿成分配合
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入浴剤の効果を倍増させるアトピー肌にオススメの入浴方法2選
ここまではオススメの入浴剤を紹介してきました。
ただ、いくら良い入浴剤を使用しても、入浴方法によってはアトピー肌が悪化してしまいます。
そこで、ここからはアトピー肌が悪化しない入浴方法を解説していきます。
アトピー肌が入浴剤使用中にできる入浴方法1:お湯の温度を37~40度に設定する
アトピー肌の方は、入浴する際にはお湯の温度を37~40度に設定してください。
熱いお湯につかることで湯につかることで肌のバリア機能が破壊されてしまうからです。
肌のバリア機能が破壊されると皮脂が落ちやすくなり、乾燥が促されます。
せっかく入浴剤を使って保湿しているのですから、熱すぎるお湯には浸からないようにしましょう。
アトピー肌が入浴剤使用中にできる入浴方法2:入浴時間を10~15分にする
アトピー肌の方は、入浴時間を10~15分にしましょう。
15分より長く入浴すると、肌の保湿成分が溶け出してしまうからです。
肌の保湿成分が溶け出してしまうと、肌は乾燥します。
ですので、10~15分の入浴にとどめておきましょう。
アトピー肌が入浴剤使用後にできるお風呂上がりのスキンケア方法
アトピー肌が入浴剤使用後にできるスキンケア方法1:風呂を出た後には必ず保湿を欠かさない
風呂を出た後には必ずすぐに保湿しましょう。
入浴後は最も肌が乾燥しやすいタイミングだからです。
入浴中、たとえ入浴剤を使ってもお湯につかることで保湿成分が溶け出してしまう・肌を洗うことで肌のバリア機能が破壊されてしまいます。
そうすると肌はかなり乾燥しやすい状態に。
乾燥を防ぐためには風呂を出た直後の保湿が欠かせません。
温かいお湯から出た後だと、肌が痒くて保湿するのが苦痛になるかもしれませんが、かなり重要になってくるので欠かさずに行うようにしてください。
アトピー肌が入浴剤使用後にできるスキンケア方法2:痒くなったら冷やす
風呂を出た後に痒みが収まらない場合は、痒い部分を冷やすのが効果的です。
アトピー肌の特徴として「温まると痒い」といったものがあります。
ですので、入浴後はどうしても普段よりも痒みを感じやすくなってしまいます。
痒く感じるときは、思い切って痒い部分を冷やしましょう。
そうすると、温まっていた部分が冷えて、かゆみも引いていきます。
せっかく風呂で温まったのに、と思われるかもしれませんが、アトピー肌にとって悪化させないための重要事項になるので、ぜひ行ってください。
まとめ【アトピー肌の筆者が選抜した市販の入浴剤!アトピー肌おすすめ市販の入浴剤7選】
アトピー肌の入浴剤の選び方をまとめると、下記のようになります。
- 添加物の含まれていない入浴剤を選ぶ
- 刺激物の含まれていない入浴剤を選ぶ
- 保湿成分の高い入浴剤を選ぶ
- 塩素除去成分の含まれている入浴剤を選ぶ
また、アトピー肌の方にオススメの入浴方法は以下の通りでした。
- お湯の温度を37~40度に設定する
- 入浴時間を10~15分にする
さらに、アトピー肌の方が入浴後にするスキンケアをまとめると、下記がオススメ。
- 風呂を出た後には必ず保湿を欠かさない
- 痒くなったら冷やす
あなたに合う入浴剤を見つけたら、継続して正しい方法で使用し、入浴後のスキンケアも行いましょう。
そうすればアトピー肌の症状はだいぶ収まります。
アトピー肌が改善されれば、今までは赤みやただれで露出できなかった肌も出すことができ、服装や髪型などのファッションを楽しめるようになります。
また、堂々と自信をもって人前に立つこともできるようになります。
しっかりとあなたに合った入浴剤を見つけて継続して使用してみてください。
そして、乾燥や痒みから解放されて、爽快な気分で毎日を楽しんでくださいね。
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