ARTICLE お役立ちコラム

ほうれい線は消すことができる!マッサージでほうれい線を消す方法

 / 
ほうれい線は消すことができる!マッサージでほうれい線を消す方法
薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

歳を重ねるとともに目立つのが「ほうれい線」です。

顔に刻まれたほうれい線は、本気で努力をすれば消せるのでしょうか?

ほうれい線は、脂肪の下垂と皮膚のたるみの改善が必要不可欠です。

これを見過ごすとほうれい線が深くなり、老けた印象や疲れた印象を与えます。

若々しく元気な印象を与えるためには、普段からケアを怠らず、諦めずにしっかりとケアすることが大切です。

ほうれい線は、1日や2日で消せないので、適切なケアをコツコツしましょう。

今回は、ほうれい線の原因や、ほうれい線を消すマッサージの方法や、オススメのクリームや美顔器についてご紹介します。

【ほうれい線を消す】ほうれい線の仕組みや原因を知ろう!

【ほうれい線を消す】ほうれい線の仕組みや原因を知ろう!
最初に言いたいのは、ほうれい線は「シワ」ではなく「たるみ」だということです。

シワは重力に関係なく現れるものですが、たるみは重力がかかることで現れます。

ほうれい線は、この重力に逆らえなくなった顔の「たるみ」が原因です。

しっかりとケアをしているのに「なかなかほうれい線を消せない…」と思っている人は、「たるみ」ではなく「シワ」に対するケアをしているのかもしれません。

ほうれい線は「シワ」ではなく「たるみ」だと理解するとケアの方法も変わります。

肌がたるむ主な3つの原因について紹介します。

【ほうれい線を消す】肌のハリが低下するのが原因

肌のハリはコラーゲンや、エラスチンといった成分によって維持されています。
加齢、乾燥、紫外線などにより、ダメージを受けると減少します。

コラーゲンやエラスチンが減少すると、肌のハリがなくなることで顔が全体的にたるみ、ほうれい線が目立つ結果になります。

【ほうれい線を消す】表情筋の衰えが原因

コラーゲンやエラスチンなどの成分の他に、表情筋も肌のハリを保つために重要な役割があります。

表情筋は、普段の生活では3割程度しか使われていないといわれており、あまり使わないでいると徐々に衰えます。

なかでもほうれい線に大きく影響するのは、頬周りの筋肉(頬骨筋)と、口周りの筋肉(口輪筋)です。

これらが衰えると、ほうれい線が目立ち始めて、老けた印象になります。

【ほうれい線を消す】骨格のゆがみが原因

ほうれい線の原因は「たるみ」だとお話ししましたが、「骨格」も影響しています。

骨格が原因なら自分ではどうしようもないと思うかもしれませんが、顔の骨格は日々の生活でゆがみを生じている可能性が高く、骨格を元に戻すことで解消できる場合があります。

顔の骨格は、寝る時の姿勢や、噛み癖、頬杖したりなどの、日頃の癖によって、ゆがんだり変形したりします。

【ほうれい線を消す】ほうれい線ができやすい人

【ほうれい線を消す】ほうれい線ができやすい人
同じ年齢の友達や同僚でも、ほうれい線がなくて若々しい人もいれば、くっきりとしたほうれい線があって老けて見える人もいると思います。

スタイルはいいのにほうれい線が目立つ人もいれば、スタイルはあまりよくないのに、ほうれい線がなくすっきりとした顔をしている人もいると思います。

ほうれい線は、いろいろな原因が考えられますが、ほうれい線ができやすい人の特徴について紹介します。

あてはまる項目が多い人は、ほうれい線ができやすいので要注意です。

【ほうれい線を消す】猫背の人はほうれい線ができやすい!

猫背=背中が丸まっている人は、肩甲骨が開き、肩が通常よりも前に押し出されて、頭が前に出る形になっています。

また、鎖骨や首は下に下がり、顔の皮膚やお肉も同時に下に引っ張られるようになり、ほうれい線ができやすくなります。

デスクワークの人や、スマホをいじっている時間が長い人は、猫背になりやすいので普段から姿勢を意識して生活しましょう。

【ほうれい線を消す】笑う機会が少ない無表情の人はほうれい線ができやすい!

【ほうれい線を消す】笑う機会が少ない無表情の人はほうれい線ができやすい!

表情筋の衰えは、ほうれい線の原因になります。
表情筋は年齢とともに衰えていきます。

加齢の他に、笑う機会が少ない人や、無表情の人は顔の筋肉をあまり使わないため筋肉が鍛えられず、ほうれい線が目立ちやすくなります。

【ほうれい線を消す】肌が乾燥しているの人はほうれい線ができやすい!

【ほうれい線を消す】肌が乾燥しているの人はほうれい線ができやすい!

毎日しっかりとしたスキンケアをしていても、保湿が不十分だと肌は乾燥して、ハリや弾力が失われます。

また、睡眠不足や食生活の乱れも、肌が乾燥する原因になります。

ハリや弾力が失われると、肌がたるんでほうれい線が目立ってきますので、自分に合ったスキンケアや十分な保湿、生活習慣を改善することが大切です。

【ほうれい線を消す】喫煙の人はほうれい線ができやすい!

【ほうれい線を消す】喫煙の人はほうれい線ができやすい!
たばこを吸うと血管が収縮して、肌の温度や代謝が低下して、栄養が行きわたらなくなります。

また、ニコチンなどの有害物質を攻撃する活性酸素が発生して、活性酸素を除去しようとしてビタミンCが多量に消費されます。

ビタミンCが不足すると肌のハリや弾力が失われるため、ほうれい線ができやすくなります。

【ほうれい線を消す】無理なダイエットしているの人はほうれい線ができやすい!

【ほうれい線を消す】無理なダイエットしているの人はほうれい線ができやすい!
短期間で一気に痩せようとしたり、過度な食事制限したりすると、体に必要な栄養を取れなくなり肌にも悪影響を及ぼします。

栄養不足が続くと、筋量の減少や筋力の低下を引き起こして、肌がたるんでほうれい線ができやすくなります。

【ほうれい線を消す】顔の片側に負担がかかっているの人はほうれい線ができやすい!


寝る時に顔の片側を枕につけて寝ている人は、頭の重みで深くなります。

また、食事の時に片側だけで噛んでいる人や、頬杖をつく癖がある人は、顔の片側だけに負担がかかって顔がゆがむことがあります。

顔のゆがみは、左右のバランスが悪くなるだけでなく、片側だけほうれい線が目立ったり、肩こりになったりと様々な影響を及ぼします。

【ほうれい線を消す】丸顔で頬がやわらかいの人はほうれい線ができやすい!

【ほうれい線を消す】丸顔で頬がやわらかいの人はほうれい線ができやすい!

丸顔で頬がやわらかい人は、もともと頬の筋肉が少ない場合が多いです。

頬の筋肉が少ない人は、脂肪を支える力、引き上げる力が弱いため、重力に負けて頬が下がり、ほうれい線ができやすくなります。

このように、ほうれい線ができやすい人には、いろいろな特徴があります。

当てはまる項目が多い人ほど、ほうれい線ができやすくなりますので注意しましょう。

【ほうれい線を消す】マッサージを継続すると効果あり!

【ほうれい線を消す】マッサージを継続すると効果あり!
ほうれい線は、どんなに頑張ってケアをしても、長時間マッサージしても、1日や2日で消すことはできません。

毎日コツコツと継続することが重要です。

しかし、難しいマッサージや時間のかかるマッサージは、長続きせずに三日坊主で終わるという人も多いと思います。

日々の空いた時間や、お風呂上がりの数分でできる、ほうれい線に効果のある簡単なマッサージ方法について紹介します。

仕事や子育てで忙しい人にもオススメの方法なので、ぜひ参考にしてください。

【ほうれい線を消す】小鼻の横や頬周りのコリをほぐす

【ほうれい線を消す】小鼻の横や頬周りのコリをほぐす

鼻の横と頬周りの筋肉はコリやすく、コリをそのままにしていると、たるみやほうれい線の原因になります。

1

小鼻の横に指をあて、左右に動かしほぐす

小鼻の横に指をあて、左右に動かしほぐします。手をグーにして、第2関節を頬骨の下にグッと入れて強めに押します。手は握ったまま、頬骨とあごの間のくぼみにあて、円を描くようにマッサージします。

【ほうれい線を消す】ほうれい線プレス

【ほうれい線を消す】ほうれい線プレス

ほうれい線は肌のハリや弾力の低下によるものですから、内側から伸ばすことで、形状記憶されたほうれい線を解消しましょう。

1

口の内側から、舌先でほうれい線を押し上げるように上下に動かす

口の内側から、舌先でほうれい線を押し上げるように上下に動かします。左右3往復ずつ×2回を1セットとして、1日2セットする。

【ほうれい線を消す】耳横のリンパマッサージ

【ほうれい線を消す】耳横のリンパマッサージ

耳下腺リンパには老廃物が溜まりやすく、顔のむくみやほうれい線の原因になります。ほうれい線の予防・解消のためにも、耳下腺リンパを意識してマッサージしましょう。

1

人差し指と中指で耳を挟み上下に動かす

人差し指と中指で耳を挟みます。上下に動かし、耳下腺を刺激します。片側10回ずつマッサージする。1日に何回してもいいです。

【ほうれい線を消す】口角引き上げマッサージ

【ほうれい線を消す】口角引き上げマッサージ

口角が下がるのは、肌がたるんでいる証拠です。肌のたるみと同時に、口角の下がりを解消しましょう。

1

人差し指の指先を目尻に、中指をほうれい線にあててマッサージする

人差し指の指先を目尻に、中指をほうれい線にあてます。ほうれい線にあてた中指で、頬骨の辺りを持ち上げるように引き上げます。口角を上げることを意識しながらマッサージします。

どのマッサージも、痛気持ちいい程度の力でしよう。

また、マッサージの後は老廃物を顔周りにとどめないようにしましょう。

リンパの流れが滞ると、老廃物や毒素がうまく排泄されません。
リンパの流れに沿って耳の下から首筋、鎖骨のくぼみまで流しましょう。

【ほうれい線を消す】今日からできるほうれい線を消す方法

【ほうれい線を消す】今日からできるほうれい線を消す方法
20代でほうれい線が気になる人は、たるみが原因ではなく、肌の乾燥やむくみが原因になっている場合があります。

たるみではなく乾燥が原因の場合は、乾燥対策とむくみ対策をすることをオススメします。

他にもいくつかの美容法について紹介しますので、マッサージとあわせて実践してみてください。

【ほうれい線を消す】日本酒で美肌になろう!

日本酒は美容にいいといわれており、美白効果や美肌効果が期待できます。

血行をよくする働きもあるので、顔に塗ってからマッサージをすることで効果が倍増します。

醸造アルコールが添加されていない、純粋にお米だけを原料にした純米酒がオススメです。

純米酒と精製水を1:1の割合で、スプレーボトルに入れてグリセリンなどの保湿成分を数滴足すことで、手作りの化粧水を作れます。

日本酒が肌に合わない人もいますので、必ずパッチテストをしてから使用してください。

日本酒が配合されている化粧水は、ドラッグストアなどで購入きますので、まずは市販のものを使ってみてもいいかもしれません。

【ほうれい線を消す】よく噛んで食べよう!

早食いの人や柔らかいものを好んで食べる人は、口周りの表情筋が衰えて口角が下がり、ほうれい線が目立つようになります。

食事をする時は、ドリンクや柔らかいパンだけですませずに、食感を楽しめるものを取り入れて表情筋を鍛えましょう。

また、しっかりと噛んでゆっくり食べることも、ほうれい線のケアになります。

右側で5回噛んだら、次は左側で5回噛む、その後また右側に移動して5回というように、30回は噛むようにしましょう。

片側だけでなく両側を同じだけ使うことがポイントです。

【ほうれい線を消す】たるみに効くツボを指圧しよう!

正面を向いて、目の中心からまっすぐ下がり、鼻の穴の入り口からまっすぐ横にたどった線が交わる部分が、巨りょう(こりょう)です。

巨りょうは、頬や口周りのたるみ、むくみの改善が期待できるツボです。

人差し指の腹を使い、左右それぞれ5秒ずつ押して、そっと離すように3回繰り返します。

爪を立てずに、痛くない程度の力で優しく指圧しましょう。

【ほうれい線を消す】おすすめのクリームや美顔器を紹介

【ほうれい線を消す】おすすめのクリームや美顔器を紹介
マッサージや生活習慣の改善だけでなく、クリームや美顔器などを使うことも1つの方法です。

仕事や勉強で疲れていたりストレスが溜まっていたりする人もいると思いますが、そんな時は自分へのご褒美としてスペシャルケアを取り入れてみてはいかがでしょうか?

クリームといっても、安いものから高いものまで様々なものがあります。
オススメのクリームや、美顔器を紹介します。

【ほうれい線を消す】ルルルンプレシャスクリーム

こっくりとしたリッチなテクスチャーが潤いを保ちます。

抗酸化作用のある紀州南高梅のエキスなどが配合されているので、肌にハリと潤いを与えます。

高価なものではないので、無理なく続けられます。

 

ハリケア成分「純粋レチノール」が含まれているので、肌のハリが蘇ります。【ほうれい線を消す】エンリッチドリンクルクリーム

肌の水分量を増やしてくれる成分も配合されているので、乾燥が気になる人にもオススメです。

 

【ほうれい線を消す】美ルルリバース

最後に美顔器を紹介します。
美ルルリバースは、エステサロンでも導入されている機能を6つ搭載しており、プロにケアされているような極上の時間を味わえます。

たるみケアだけでなく、保湿効果や毛穴を引き締める効果も期待できるので、美しい肌を目指せます。

 

今回は、ほうれい線の原因や、ほうれい線を消すマッサージの方法や、オススメのクリームや美顔器についてご紹介しました。
内側からも外側からも十分なケアをし、ほうれい線のケアをしましょう。

すぐに効果が出るものではありませんが、諦めずに長い目でみて継続してみましょう。

ほうれい線が消えれば、老けた印象や疲れた印象とはお別れできるはずです。

  • ほうれい線はたるみが原因なので、たるみケアをしよう
  • 表情筋を鍛えることでたるみが改善される
  • マッサージ以外にもスキンケアや美顔器を併用することで効果アップする

外側からのケアだけでなく、内側からもしっかりと栄養を摂ることを忘れずにしましょう。

疲れた時は頑張りすぎずに、ゆっくり寝ることも美肌作りには大切です。

薬剤師「伊東」
記事の監修 伊東 和子(いとう かずこ)

テイコク製薬社調剤店舗「薬剤師」

35年の薬剤師キャリアを活かし、「健康を知り尽くした調剤マスター」としてテイコク製薬社の調剤業務に従事。

よく読まれている記事

  1. 植物油脂は「体にいいもの」と「危険な物」の2種類ある!植物油脂の選び方
    植物油脂は「体にいいもの」と「危険な物」の2種類ある!植物油脂の選び方
  2. アトピー肌の筆者がおすすめ!アトピー肌向けボディソープ&石鹸7選
    アトピー肌の筆者がおすすめ!アトピー肌向けボディソープ&石鹸7選
  3. 【栄養ドリンクを飲むメリット】寝る前におすすめの栄養ドリンクや飲み方
    【栄養ドリンクを飲むメリット】寝る前におすすめの栄養ドリンクや飲み方
  4. 【爪の縦線】放っておいても大丈夫?爪に縦線ができる5つの原因とケア方法
    【爪の縦線】放っておいても大丈夫?爪に縦線ができる5つの原因とケア方法
  5. ゲップが多いなら注意!ゲップが多い人の「原因」と「考えられる病気」
    ゲップが多いなら注意!ゲップが多い人の「原因」と「考えられる病気」