ユーカリは初心者にオススメ!ユーカリを育てて「おうち時間」を豊かに!
コアラが食べる植物として有名なユーカリですが、実は観葉植物としても人気があることを知っていますか?
ユーカリは葉の色合いが美しく形も種類によってさまざまで、鉢植えでも十分に楽しめます。
また繁殖力が強く虫が付きにくいので、ガーデニング初心者にオススメの観葉植物です。
ユーカリは観葉植物として育てやすいだけでなく、剪定した葉はドライフラワーやリースにして長く楽しめます。
そして防虫効果、リラックス効果、風水効果など多くの効能があり、ユーカリを使った便利グッズもたくさんあります。
ユーカリを育てて今増えてきている「おうち時間」を香りと彩りあふれる豊かなものにしませんか?
この記事の目次
初心者におすすめ!ユーカリの育て方と注意点は?
ユーカリの基本情報
ユーカリは南半球に自生する常緑高木樹で、種類はなんと500~1000種類もあります。
コアラが食べる植物として有名ですが、コアラが食べるユーカリはその数百種類の中でもたった数種類と言われています。
ギリシャ語の「ユー(良い)」と「カリプタス(覆った)」が語源で、ガクと花びらが蓋で覆われたような形をしていること、また乾燥地を覆うほどよく育つことに由来しています。
オーストラリア原産で、オーストラリアで頻繁に起こる山火事の跡でも発芽することから「再生」という花言葉が生まれました。
他にも「思い出」や「記憶」など素敵な花言葉があります。
南半球で自生するユーカリは樹高30mにもなる大木ですが、日本の風土ではそれほど育ちません。
またガーデニングに用いられる品種はあまり大きくならないので安心してくださいね。
それでも成長は早く、こまめに剪定をすることで高さや葉の広がりを調整し、自分好みの樹形に育てられます。
ユーカリの育て方
乾燥に強く日光を好むため、日当たりが良く通気性・排水性の良い場所で育てると良いでしょう。
水やりは土がしっかり乾いてから朝が夕方にたっぷり与えますが、やりすぎには注意が必要です。
鉢植えであれば市販の園芸用の培養土で十分育ちますので、基本的に肥料は不要です。
ただし明らかに弱っているときは根に直接当たらないよう少量を混ぜ込みましょう。
日当たりの良い窓辺やベランダで育てられますが、湿気と寒さに弱い為、夏場と冬場は温度と湿度が安定した部屋で育てた方がいい場合もあります。
ユーカリの剪定方法と摘芯のポイント
ユーカリは成長が早い為、放っておくとすぐに枝葉の密度が高くなり、蒸れて害虫発生の原因にもなりますので、花が終わった直後の春と秋にこまめな剪定が必要です。
剪定の方法は透かし剪定と言って、反対側が透けて見えるくらいの密度になるまで葉の付け根か枝の付け根から剪定します。
その際葉と葉の枝の中間で切らないように注意しましょう。
剪定をすることによって適度な日当たりと風通しが確保できます。
剪定の仕方に特に決まりはありませんので、剪定しやすい植物と言えます。
上に伸びていくのを抑えるために摘芯という作業も必要になってきます。
芽を摘み取ることでそれ以上先に成長しないようにし、摘芯をされた植物はそこから枝分かれして横に枝を広げるようになります。
鉢植えのユーカリには特に摘芯が重要で、剪定と摘芯を適度にすることで自分好みのサイズと樹形に育て上げることが可能です。
ユーカリはインテリアに最適!おしゃれな葉っぱと香りを楽しもう!
ユーカリの魅力は何と言ってもシルバーリーフの可愛らしいおしゃれな葉っぱです。
シルバーリーフとは銀白色のカラーリーフで、シルバーリーフの中でも種類によって爽やかだったり清楚だったりメタリックだったりふわもこだったりと、様々な印象を与えるものがあります。
「ポポラス」や「グニー」は比較的有名な品種で、葉っぱがハート形になっており特に人気があります。
お部屋にユーカリがあるだけでパッと爽やかな雰囲気になり気分が晴れやかになりますよ。
ユーカリはベランダでも育てやすい鉢植えのひとつで、種類によって異なる枝ぶりや葉の付き方をゆっくり楽しめますので、ユーカリを育てる際は、ひとつの品種だけでなく色んな種類を育てることでよりユーカリの魅力が感じられます。
庭のあるお宅ではシンボルツリーとしても人気があり、玄関先に植えてお客様を出迎えたり、涼しげな庭先を演出しながら目隠しにも役立ったりします。
お手入れが簡単なので引っ越しや新築などのお祝いにもきっと喜ばれることでしょう。
ユーカリは見た目の可愛らしさだけではなく、香りも楽しめます。
ミントと柑橘系の甘い香りが特徴の「ベイビーブルー」や、葉から採れる精油がアロマオイルとして広く流通している「ラディアータ」、ユーカリオイルの代表格「グロブルス」などの品種もあり、自分の好みによって様々な種類のユーカリを育てるのも楽しいですよね。
特に屋内で育てるときは、ぜひその香りも楽しんでくださいね。
ユーカリをドライフラワーやリースにして暮らしを彩ろう!
観葉植物としてシルバーリーフの可愛い葉っぱを楽しむのはもちろんですが、ユーカリは剪定した後の枝や葉っぱの楽しみ方が豊富にあり、飽きることがありません。
剪定した枝葉を切り花としてシンプルに束ねて壁に飾るのはもちろんのこと、水が入ったグラスに挿してインテリアにしたり、食卓を彩るプチアイテムにしたりするのもおすすめです。
陶器やガラスなど飾る花器によっても様々な表情が楽しめます。
ユーカリは成長が早い為こまめな剪定が必要ですが、剪定した枝は水分が少なく乾くのが早いので、ドライフラワーに最適です。
初心者でもきれいなドライフラワーを作れますし、その過程でも爽やかな香りが楽しめます。
シンプルに束ねて吊るすのも良いですが、ドライフラワーにしたユーカリをプレゼントのラッピングに添えたりするのもおしゃれな演出ですよね。
香りがいいのでポプリにするのもおすすめです。
またユーカリをリースにして華やかにするのも長く楽しむコツのひとつです。
作り方は、100均で売っているリースの土台に細い麻紐で結び付けていくだけなので、誰でも簡単に作れます。
シンプルに束ねたドライフラワーとはまた違った魅力が感じられますよ。
観葉植物として育てるときはもちろん、剪定した後の枝や葉っぱもインテリアとして長く楽しめるのも、ユーカリの魅力と言えるでしょう。
虫よけにもなる?ユーカリの意外な効果と効能とは?
ユーカリは、オーストラリアの原住民であるアボリジニたちが薬としてさまざまな療法に利用してきた植物でもあります。
特に注目されているのがその殺菌、抗菌作用と抗炎症効果です。
日本で市販されている風邪薬には、ユーカリの成分が入っているものもあり、解熱作用も認められています。
ユーカリの効能はどのようなものがあるのでしょうか。
【ユーカリの効能】殺菌・解熱作用
オーストラリアの原住民アボリジニは、ユーカリの葉をすり潰して傷の消毒やかゆみ止めに使っていたそうです。
現在でも強い殺菌抗菌作用があるとして、風邪やインフルエンザなどウイルスの予防、感染症予防につながっています。
また古くから解熱の木とも呼ばれており、解熱作用も期待できます。
【ユーカリの効能】防虫作用
ユーカリに共通する爽やかな香りですが、その特徴的な香りには「シトロネラール」という成分が含まれており、虫よけ効果があるとされています。
特にその成分を多く含んでいるのが「レモンユーカリ」で、窓際に置くだけで香りを楽しみつつ防虫もできるという優れものです。
市販されている防虫スプレーにも天然のユーカリ成分が配合されたものがありますので是非チェックしてみてください。
【ユーカリの効能】リラックス効果
ユーカリ独特の爽やかな香りは古くからアロマテラピーにも使われており、リラックス効果が期待できます。
ユーカリの香りは気道を広げ気管支の炎症を抑える働きもあり、浴室に新鮮なユーカリの葉を置いておくだけでストレスが和らぎ、気管支のケアにも役立てられています。
【ユーカリの効能】空気清浄効果
殺菌作用によって空気清浄効果も期待できます。
特に今はユーカリの成分が入ったスプレーが注目されていて、お部屋の空気清浄、消臭効果があると注目されています。
【ユーカリの効能】風水効果
ユーカリは風水学的には「木」の気が強い植物と考えられています。
「木」は「水」を吸収する為、「水」の気が強く暗くなりがちな北向きの玄関に置くと、「水」の気が緩和されて明るい印象になります。
またユーカリの爽やかな香りが疲れや不安を癒し、家全体を明るくしてくれることでしょう。
ベランダでも大丈夫!おすすめのユーカリの種類と値段は?
ここでおすすめのユーカリの種類をご紹介します。
【ユーカリの種類】ポポラス
マルバユーカリとも呼ばれ、丸形やハート形の葉をつける人気の品種です。
暑さに強く乾燥を好むので、庭やベランダなど外で育てるのに向いています。
葉っぱの形に個体差があるので、自分好みのものを選びましょう。
【ユーカリの種類】グニー
比較的寒さに強く、育てやすい品種です。
シルバーグリーンの丸みがかった葉が特徴で、庭などで大きく育てると本来25mの高さにもなる高木ですが、剪定と摘芯によって鉢植えでも十分育てられます。
グニーの花は夏~秋に咲き、香りがいいので生け花やドライフラワーとしてもおすすめです。
【ユーカリの種類】レモンユーカリ
その名の通りレモンのような柑橘系の良い香りがする品種です。
寒さに弱いユーカリですが、その中でも比較的寒さに強く、高温多湿に強いので日本で育てるのに向いています。
その香りから殺菌効果や防虫効果が高く、ドライフラワーやポプリとしても人気です。
【ユーカリの種類】オービフォリア
葉っぱがハートの形をした人気のユーカリの中でも成長がゆっくりで扱いやすく、狭いスペースでの生育や鉢植えにも最適な品種です。
切り花としても人気で、ドライフラワーにしてもおすすめです。ユーカリの種類
【ユーカリの種類】シルバーダラー
シルバーリーフの丸い葉っぱが特徴で、初心者向けの育てやすいユーカリです。
直射日光を好みますので日当たりの良いベンダで育てるのに向いています。
比較的寒さに強い為、関東~関西より南では屋外での越冬も可能です。
【ユーカリの種類】レインボーユーカリ
毎年幹の皮がはがれてカラフルな色合いが楽しめる品種です。
大きく成長しないとレインボーの樹肌は楽しめませんが、鉢植えでも冬に赤みがかった葉や茎を楽しめます。
種類や大きさにもよりますが、鉢植えだと3,000円~20,000円ほどで手に入ります。
ベランダの広さや予算によって自分にぴったりの鉢植えを見つけてくださいね。
インテリアだけじゃない!ユーカリを使った便利グッズを紹介
観葉植物としてだけでなく、切り花として、またドライフラワーやリース、ポプリとしても大活躍のユーカリですが、ユーカリの殺菌効果やアロマ効果を利用したグッズもたくさんありますのでご紹介します。
【ユーカリを使用したグッズ】入浴剤
香りによるリラックス効果はもちろん、花粉症対策や風邪予防など免疫力アップも期待できるグッズです。
バスオイルやバスソルトなどさまざまなタイプがありますので、自分好みのバスアイテムをゲットしてストレスフリーのリラックスタイムを演出しましょう。
【ユーカリを使用したグッズ】クリーナー
ユーカリの抗菌消毒作用に注目したスプレータイプのクリーナーです。
浴室やキッチンなどの水回りの拭き掃除におすすめです。
ユーカリの爽やかな香りに掃除タイムが、楽しくなること間違いなしです。
【ユーカリを使用したグッズ】アロマタオル
ユーカリのエッセンシャルオイルが染み込んだシートタイプのウェットタオルです。
殺菌作用だけでなくアロマ効果も期待でき、旅行にも仕事にも大活躍の、持ち運びできるリラックスグッズとしてもおすすめです。
【ユーカリを使用したグッズ】キャンドル
ユーカリの香りを楽しむのに最適なアロマキャンドルです。
お風呂上がりや寝る前に使うことで、爽やかな香りが一日の疲れを癒してくれます。
ユーカリを育てて「おうち時間」を香りと彩り豊かにしよう!
今回は。観葉植物として人気のユーカリについてご紹介しました。
ユーカリは観葉植物としてだけでなくさまざまな効果や効能があり、ストレス社会を生き抜く私たちの暮らしにとても役立つことが分かっていただけたでしょうか?
- ユーカリは育てやすいのでガーデニング初心者にオススメ
- インテリアに最適!おしゃれな葉っぱと香りを楽しもう
- 剪定した枝葉をドライフラワーやリースにして長く楽しもう
- ユーカリには役に立つ効能や効果がいっぱい
ユーカリを育てて「おうち時間」を香りと彩り豊かにしてみませんか?