【“塩”との上手な付き合い方】

今の日本人は4人に1人が高血圧だそうですが、高血圧って聞いて最初に思いつく言葉は「減塩!」ですよね。

でも、塩って美味しいじゃないですか。しかも、和食って塩をかなり使いますよね。

「・・・塩を摂らない生活なんて考えられない!」という方の為に、塩について、ちょっと調べてみました。

<生き物は塩がないと生きられない>

もともと、ヒトはサルから進化したっていわれてますよね。

でも、そのサルも何か別の動物から進化してきた・・・

どんどん辿っていくと、“海”の生き物に辿りつきます。

そういえば、海水って凄くしょっぱい。生き物はもともと塩に囲まれて生きてました。

だから、生きるためのシステムに“塩”をいっぱい活用した。

だから、生き物は“塩”がないと生きていけない。

<生き物は塩がないと生きられない>

<陸に上がったら、塩が足りなかった・・・>

さて、海に住んでた生き物は、進化して陸に上がりました。

陸に上がって生きてみると、「塩が簡単に手に入らない!?」という事態に直面。

考えた末、「簡単に手に入らないなら、ため込まないと!」と、塩を貯えるためのシステムを急ピッチで備えます。

このシステムは、「塩辛い物が恋しく」なったり、「からだの外に簡単に塩を出さない」という形でヒトにまで受け継がれました。

皆さんが塩を美味しく感じるのは、生きていくために当たり前のことなんです。

<陸に上がったら、塩が足りなかった・・・>

<昔の日本人は高血圧だったのか>

昔から日本人の血圧は高かったみたいです。

そこまで古い文献が無かったので1960年のデータになりますが、男女ともに最高血圧の平均が140を超えてました。因みに今の平均は120台。

今(2019年11月)の高血圧の基準が「140以上」なので、1960年の日本人は高血圧症だらけですね。

でも一つ大事な事が。

高血圧が原因でなる病気(心不全や脳卒中、腎臓病)は今の方が多いんです。

<からだは、なぜ血圧をあげるのか?>

血圧が上がる理由は沢山あるけど、シンプルな理由は、

「濃くなってしまった血を薄めるために、水分を増やしたから」

血が濃すぎると、血の流れが遅くなって、栄養や老廃物を運ぶのに効率が悪い。

最悪の場合、老廃物が溜り過ぎて血管が詰まると、場所によっては死に至る。

血圧を上げるのは、からだの防御反応なんです。

だから、簡単に薬を使って血圧を下げるのは良くない

※ひと昔前の人は、「100+年齢くらいの血圧がちょうどいい!」って感じだったみたい。

<からだは、なぜ血圧をあげるのか?>

<減塩で体調が崩れる>

高血圧予防の為に減塩が必要なのは、塩の中の「ナトリウム」っていう成分が、血圧を上げる原因になるから。

でも生き物は、もともと塩の中の「ナトリウム」だけを使ってたんじゃなくて、カリウムとかマグネシウムとか、他のミネラルも同じように大事に使ってた。

だから、ホントは塩を摂らないと、からだの機能が上手く働かない。

<塩の作り方が変わった>

昔のヒトが食べてた塩は、海水を蒸発させて、水以外の成分を全部摂ってた。他にも、岩塩っていう塩の塊を砕いたものを丸ごと摂ってた。だからミネラルたっぷり!

だけど、日本の環境だと大量に作るのが難しかった。

そこで、1971年から「イオン交換膜製塩法」っていう、塩を大量生産できる技術が開発されて、誰でも塩が安く簡単に手に入るようになった。よかったね。

・・・では終わらなくて、この方法で作った塩には、ナトリウム以外のミネラルを含んだ「にがり」っていう成分が少なくて、国中でミネラル不足に。ちなみに「にがり」は豆腐作りに欠かせない。

<塩の作り方が変わった>

<やっぱり海塩や岩塩はカラダに良い>

ここまで読んで下されば、「高血圧はカラダにとって、めちゃめちゃ悪いわけじゃない」ことと、「塩は摂らないと生きていけない」ってことは分かってもらえたと思います。

皆さんも、海で生きてた時みたいに、自然な“塩”を摂るようにしてみてはいかがでしょう。

海とヒトの体液(血とかリンパ液と)のミネラルの割合は非常に似てるらしいですよ。

<やっぱり海塩や岩塩はカラダに良い>

 

菌との上手な付き合い方

“菌”って聞くと、「悪者」「病気になりそう」「汚い!」なんて言葉が思い浮かびますよね。

最近じゃ、「腸内細菌を整える!」とかってよく言います。

・・・ん?

「菌って悪い生き物じゃなかったけ?」
ということで、今回は人間が自分勝手に「良いヤツ」「悪いヤツ」って呼んでる“菌”についてお話します。

<そこら中、菌だらけ>

目には全く見えませんが、皆さんが生活する家やオフィス、学校、公園、スーパー・・・と至る所に“菌”は存在しています。

もっと言えば、皆さんの手のひらや顔など、皮膚には10種類以上の「皮膚常在菌」と呼ばれる菌がくっついてるんです。

<菌も自分を守るので精一杯>

菌の中には「人を病気にしたり、肌を荒れさせるような悪い菌」もいれば、逆に「悪い菌から人を守る菌」もいます。

・・・「人を守る菌」と言いましたが、実はこの菌たちも自分たちが生きていくために、「人のからだ」という住みやすい環境を守っているにすぎません。(どんな動物も、みんな生きるために必死です!)

このように、人に良いといわれる菌は、「人と一緒に生きていこう!(共存とも言いますね)」と決めた菌たちなんです。
何だかかわいいですね。

<手洗いしすぎると風邪を引きやすくなる>

<手洗いしすぎると風邪を引きやすくなる>

皆さん、知らず知らずのうちに菌に守られてますが、実は私たち人間も菌を守ることができます!

それは、「きれいにしすぎないこと」

例えば、先ほど出てきた皮膚常在菌。
この菌は、皮膚から出た皮脂を食べて、脂肪酸を作り、皮膚の状態を弱酸性にすることで、ウイルスなどから身体を守ってくれてます。

と言うことは、石鹸なんかでゴシゴシゴシゴシ洗ってると、皮膚常在菌も殺しちゃうんで、からだは無防備になってしまう。ってことですね。

<赤ちゃんには落ちた物を食べさせよう>

タイトルに驚かれる方もいるかもしれませんが、赤ちゃんにはどんどん菌を食べさせてあげてください。

これは、腸の菌を増やすために大切なことなのです。

最近、アレルギーの子供が増えた。って言われてますよね。原因の一つは、腸内環境が悪くなったから

さっきの話に戻るけど、きれいにしすぎると人を守る菌まで寄せ付けなくなっちゃいます。

赤ちゃんが、おもちゃとか人の手とか、何でもかんでも口に入れてるのは、腸の細菌を増やしてるからだとか。

うさぎなんか、腸内細菌が大事すぎて、自分のうんちも食べちゃいます。

<菌と上手に付き合いましょう>

<菌と上手に付き合いましょう>

昔と比べると、病原菌やウイルスがものすごく強くなりました。
人混みに行った後や、いろんなところを触った後は手を洗うことも必要です。

でも、自分のからだにも「いなくちゃダメな菌」がいることを忘れないでください。

「手洗いはほどほどに!」
「抗生物質とかアルコールスプレーは、本当に必要な時だけ!」

胃が痛いのはなぜ?胃痛とストレスにはどのような関係性があるの?

最近何だか「胃が痛い…」と思うことはありませんか?

「食べ過ぎたかな?」「疲れているのかな?」といろいろな事が頭に浮かぶと思いますが、胃痛にはどのようなどのような原因があるのでしょうか?

胃が痛くなる原因には多くの要因があり、その時々で原因は違います。
「ストレス」もその中の1つです。

今はストレス社会といわれていますが、日本人は遺伝子レベルでストレスをためやすい人種とわかっています。

胃痛を慢性化させないためにも、ストレスをため込まない生活を心がけましょう。

今回は。胃が痛くなる原因や、胃痛とストレスの関係性や、胃が痛い時の対処方法についてご紹介します。

【胃が痛い】胃痛の症状をしっかり見極めよう!

【胃が痛い】胃痛の症状をしっかり見極めよう!
胃の痛みは大きく分けて3種類あります。

胃が痛いといっても、痛み方や痛む場所は違います。

薬を飲もうと思っても、自分がどのような症状がわからずに、どの薬を買おうか迷うこともあると思います。

そこで、胃の痛みの症状について紹介します。

【胃が痛い】空腹時に痛みがある=胃酸過多

空腹時に「胃が痛い」と感じる場合は、食事すると和らぐのが「胃酸過多」の特徴です。

痛み方としては「シクシク痛む」「チクチク痛む」などと表現されることが多いです。

胃酸と胃粘液のバランスが崩れて胃をうまくコントロールできない状況になり、結果として胃粘膜が荒れて空腹時に痛みを感じるようになります。

【胃が痛い】みぞおちの強い痛み=胃のけいれん

みぞおちの辺りにきゅーっと差し込むような痛み、吐き気や嘔吐、食欲不振というのが「胃のけいれん」の特徴です。

数分で治まることもあれば、1~2時間続くこともあります。
胃の筋肉が何らかの原因で過度に緊張して痛みが発生し、立っていられないほどの強い痛みを感じる場合が多いです。

【胃が痛い】食後に痛みがある=暴飲暴食

いつまでも胃に何かが残っているような感覚がある、辛いものなどの刺激物を食べた後に胃が痛くなる、食べ過ぎた後に胃が痛くなるのが「暴飲暴食」の特徴です。

食べることによって痛みが発生しますが、時間の経過とともに痛みは消失します。
食べて1~2時間後に痛みがでることもあり背中の痛みを伴う人もいますが、食欲はあるので、食べては痛む…を繰り返すようになります。

似ているようで少しずつ違う「胃の痛み」ですが、症状をしっかりと見極めて、自分に合った対処法や薬を選ぶことが大切です。

【胃が痛い】機能性ディスペプシアとは?

【胃が痛い】機能性ディスペプシアとは?
ディスペプシアとはギリシャ語で「消化不良」を意味します。

胃もたれや、胃の痛みなどの不快な症状に対して使われる医療用語で比較的新しい概念です。

胃が痛い時は「軽い胃炎かな?」と思うこともあれば、強い痛みがあったり、長引いたりすると「もしかして胃がん?」と不安になることもあると思います。

病気の場合は、早期発見して治療を開始することが重要です。
しかし、検査しても胃がんや胃潰瘍などの病気が見つからないケースも多くあります。

このような場合は、胃や十二指腸の機能の低下が原因になっているのではないか、との考えから「機能性ディスペプシア」と呼ばれるようになりました。

機能性ディスペプシアの考えられる4つの原因について紹介します。

【胃が痛い】胃・十二指腸の運動異常

食事をすると胃は膨らみ、波打つように動いて、食べ物をすりつぶしながら胃液で消化して十二指腸へ送ります。

この一連の運動に異常が起こると、胃が膨らまないことによる食欲不振、消化がうまくいかないことによる胃もたれにつながります。

【胃が痛い】胃・十二指腸の知覚過敏

胃酸は鉄をも溶かす強力な酸です。

機能性ディスペプシアの患者は、胃が元気な人なら感じない程度の刺激に過敏になり、少しの刺激で「胃が痛い」と感じます。

【胃が痛い】ストレスなど心理的要因

ストレスは人によって感じ方が違うため、どの程度のストレスで機能性ディスペプシアを引き起こすかという検証は困難です。

しかし、脳と腸管には密接な関係があることはわかっており、脳がストレスを感じることで胃腸の機能に影響を及ぼします。

【胃が痛い】生活習慣の乱れ

睡眠不足による自律神経の乱れから消化機能が低下したり、運動不足によって胃の機能が低下したりするために、胃もたれや食欲不振を引き起こします。

他にも、アルコールやコーヒーの過剰摂取、喫煙が原因になることがあります。

機能性ディスペプシアの主な症状

  • 食後の胃もたれ
  • すぐに満腹になる
  • 食欲不振
  • みぞおちの痛み
  • 胸やけ

上記が主な症状ですが、人によってさまざまな症状が出現し、吐き気や嘔吐を伴う場合もあります。

【胃が痛い】胃痛の原因を取り除いて胃に優しい生活

【胃が痛い】胃痛の原因を取り除いて胃に優しい生活
胃の痛みがあると食欲がなくなったり、食べてもすぐに満腹になったりしますよね。

この状態が続くと体に必要な栄養を摂取できなくなり、健康状態が悪化します。

何が原因なのかを知れば対処できるので、原因を取り除いて胃をいたわる生活を心がけましょう。

【胃が痛い原因】食生活の乱れ

脂っこいものや消化の悪いものを多く食べると、胃酸が増え胃の粘膜を攻撃して、胃が重たい感じがしたりムカムカしたりします。

また、唐辛子のような刺激物やコーヒー、アルコールなどは、そのもの自体が胃粘膜を攻撃(刺激)するため、粘膜が傷つきやすくなります。

炭酸飲料も胃酸を増やす働きがあるため「攻め」が優勢の状態に傾き、習慣的に飲むことで胃粘膜が攻撃され、胃痛を引き起こすことがあります。

【胃が痛い原因】自律神経の乱れ

胃が痛い原因】自律神経の乱れ
先ほどもお話ししましたが、脳と腸管は密接に関係しています。

脳がストレスを感じると自律神経が乱れて胃酸がどんどん増え、胃酸が粘膜を傷つけることによって胃が痛いと感じるようになります。

反対に胃や腸の不調は、神経を介して脳に伝わり、抑うつ、不安などの情動変化を引き起こすこともあります。

こうなると、脳の負担が胃腸へ、胃腸の負担が脳へと悪循環に陥るため、ストレスを溜めないようにすることが大切です。

【胃が痛い原因】ヘリコバクター・ピロリ菌

【胃が痛い原因】ヘリコバクター・ピロリ菌

ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃の強い酸の中で生息していますが、自らを胃酸から守るためにアンモニアを作り出し、周囲をアルカリ性に変えて生息しています。

ピロリ菌が胃粘膜を傷つけるメカニズムにはいくつかの説がありますが、ピロリ菌が作り出すアンモニアが粘膜を傷つけることだはないかとされています。

【胃が痛い原因】胃以外の病気の場合も

胃が痛いときは「胃潰瘍」や「胃がん」などの胃の病気ではないだろうか?と考えると思いますが、胃以外の病気が潜んでいることもあります。

胆のうや膵臓の病気ではみぞおちの辺りが痛むことがありますが、「胃が痛い」と間違える人は意外に多く、病気の発見までに時間がかかる場合もあります。

胃痛の原因はさまざまで、いくつかの原因が重なることで症状が強くなります。

生活習慣の見直しやストレスの排除をしてもなかなか治らない場合は、大きな病気の可能性も否定できません。

胃が痛いときは自己判断のみで完結せずに、きちんと病院に受診しましょう。

【胃が痛い】胃痛とストレスは関係性があるの?

【胃が痛い】胃痛とストレスは関係性があるの?
食べ過ぎたり飲みすぎたりしていないのに胃が痛い場合は、ストレスが原因になっている可能性があります。

しかし、ストレスのみが原因で胃潰瘍や、十二指腸潰瘍になることはごく稀だと言われています。

確かに、ストレスが強い状況下で過ごしていると胃の不快感、痛みを感じることがありますが、食べ過ぎなどで胃が弱っていたり、睡眠不足などで自律神経のバランスが崩れていたりする時に、さらにストレスが重なることによって、胃の状態が悪化するからです。

また、ストレスがあると、たばこやお酒の量が増えることもあると思います。

ストレスで胃の状態が悪くなっている時に、たばこやお酒を過剰摂取すると、胃の状態がさらに悪くなり、痛みを引き起こします。

このように、胃痛のベースとなっているのは生活習慣や食生活の乱れですが、その他以下の点に当てはまるようであれば「ストレス胃」の可能性が高いです。

  • 心配事、悩みごとがある
  • マイナス思考で気分が落ち込みやすい
  • 責任感が強く頑張りすぎる傾向がある
  • 息抜きする時間がなかなか取れない
  • 細かいことが気になってしまう

上記の中で当てはまるものが多いほど、胃がストレスの影響を受けやすい状態になっているということです。

ストレスを解消することは大切ですが、性格や環境などの影響も大きいので、すぐに取り除くのは難しいことだと思います。
しかし、そのまま放っておいても状態は悪化する一方ですから、まずはできることから始めてみましょう。

  • 睡眠時間を少しでも多く確保する
  • 1日3回規則正しく食事をとる
  • 食べ過ぎないよく噛んで食べる
  • ゆっくりとお風呂に浸かる

など小さいことでもできることから改善していくことで、胃腸の環境を整えてストレスに負けないようにしておきましょう。

【胃が痛い】ストレスをため込みやすい「心の習慣」

【胃が痛い】ストレスをため込みやすい「心の習慣」
ストレスの感じ方には個人差があり、同じ環境に置かれてもストレスを感じない人もいれば、ものすごくストレスを感じる人もいます。

物事や周りの言葉をどう受け止めるか?どう捉えるか?でストレス反応は違います。

ここでは、ストレスの影響を受けやすい心の習慣について紹介します。

【胃が痛い】ストレスの影響を受けやすいのはせっかちな人

・時間を無駄にすることが嫌い
・何事もスピーディーにこなしたい
・結論が早く知りたい
・短気で怒りっぽい性格
・自己中心的

せっかちな人は全てのことを急ぎやすいので、「この時間は自分にとって無駄な時間だ」と感じると、先を急ぐ傾向があります。

相手に合わせることが苦手で自分中心の生活になるので、落ち着いた人間関係を築くことが難しくなります。

せっかちなタイプには真面目な性格の人が多いので、ふとした時に不安や孤独を感じて精神的に落ち込むというケースが少なくありません。

【胃が痛い】ストレスの影響を受けやすいのは受け身な人

ストレスの影響を受けやすいのは受け身な人

・自分の意思で行動しない
・感情を抑えがち
・流れに身をゆだねる
・常に周りに気を遣う
・嫌われることが怖い

受け身タイプは、愛想がよく、誰からも「いい人」と思われることが多いです。

嫌なことがあっても口に出せない、周りがイエスと言えばそれに従う、周りがどう思っているのかを常に気にしているという心の習慣を持っている人が多いです。

本音を出せずにフラストレーションが溜まると、それがストレスにつながり胃痛の原因となるのです。

【胃が痛い】胃痛の対処方法を知ろう!

【胃が痛い】胃痛の対処方法を知ろう!
現代の日本人は、働きすぎ、睡眠時間が短いと言われています。

胃が痛い時でも「そんなこと忘れてしまうほど忙しい!」という人も少なくないと思いますが、ほんの少しの心がけでも、積み重ねていくことで大きな効果があります。

では、どのような積み重ねが大切なのでしょうか?

ここでは4つの簡単な対処方法について紹介します。

【胃が痛い】胃にやさしい食生活を心がける!

消化に時間のかかる揚げ物や、脂肪分の多い食事、香辛料などの刺激物を摂りすぎないように心がけましょう。

胃が痛いときは、おかゆや雑炊、魚なら白身、肉なら鶏ささみなどを食事に取り入れ、胃に負担をかけないようにすることがポイントです。

【胃が痛い】十分な睡眠時間を確保する!

睡眠不足は自律神経の乱れにつながり、胃痛を引き起こす原因になります。

忙しいときこそ睡眠時間をしっかりと確保し、自律神経のバランスを整えることが大切です。

寝つきが悪いときはぬるめのゆっくりとお風呂に入り、リラックス効果のあるラベンダーなどの香りを活用するのもおすすめです。

【胃が痛い】アルコールやたばこなどの嗜好品を控える!

アルコールやたばこは胃粘膜を攻撃しますから、胃にとっては大敵です。

完全に断つとストレスになる人もいると思いますから、胃が痛いときは少しずつでも量を減らすように心がけましょう。

【胃が痛い】ストレスを溜めないようにする!

ストレスの対象となるものと常に向き合っていると、そのことばかり考えて心身とともにリラックスできなくなります。

ストレスを感じている時は、気分転換にジョギングをしたり趣味の時間を設けたりして、日常生活に他の楽しみを作りましょう。

【胃が痛い】胃痛に効く薬を症状別に紹介《5選》

【胃が痛い】胃痛に効く薬を症状別に紹介《5選》

【胃が痛い】生活習慣が乱れて胃酸過多の人にオススメの薬

過剰な胃酸を素早くコントロールし、正常な状態に戻します。

服用時間に決まりがないため、症状が現れたらすぐに服用できるところが嬉しいポイントです。(1日2回まで)

空腹時に痛みを感じる方におすすめです。

ガスター10S錠【第1類医薬品】胃が痛い

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【胃が痛い】食生活が乱れて胃粘膜が弱っている人におすすめ

胃粘膜を守る、胃の運動を活発にする、消化する力を高めるといった3つの効果が期待できます。

少量で食べ過ぎたと感じる方、食後の胃もたれが気になる方におすすめです。

新セルベール整胃錠/エーザイ【第2類医薬品】胃が痛い

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【胃が痛い】胃けいれんやみぞおちの激しい痛みがある人におすすめ

けいれんを抑える作用・胃酸を抑制する作用のある成分が配合されています。

飲食後にみぞおちの辺りに差し込むような痛みがある人におすすめです。

エスエス製薬ブスコパンA錠【第2類医薬品】胃が痛い

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【胃が痛い】二日酔いやげっぷなどの症状がある人におすすめ

傷ついた胃粘膜を修復する「ソファルコン」を含む唯一の市販薬です。

制酸成分や胃粘液の量を増加させる成分も配合されています。

胸やけ、げっぷを伴う胃痛、二日酔いによる吐き気がある方におすすめです。

アバロン(30包)【第2類医薬品】胃が痛い

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【胃が痛い】ストレスを感じて自律神経が乱れている人におすすめ

ストレスによって自律神経が乱れている人に効果があります。
ストレスをうまく発散できずに、胃痛、胸やけ、吐き気などを感じている人におすすめです。

大正漢方胃腸薬「爽和」大正漢方胃腸薬【第2類医薬品】胃が痛い

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薬を服用する際は、必ず添付文書に目を通してください。

服用しても症状が改善しない場合は、使用上の注意に従って医師や薬剤師に相談、医療機関を受診しましょう。

胃が痛くならないために自分にも優しくなることで胃痛は解消できる!

胃が痛くならないために自分にも優しくなることで胃痛は解消できる!
今回は。胃が痛くなる原因や、胃痛とストレスの関係性や、胃が痛い時の対処方法についてご紹介しました。

自分の胃痛の原因を知り、早めに適切な対処ができれば「胃が痛い」という悩みから解放されます。

胃に負担をかけない生活を意識することで、胃だけでなく全体的に体の調子が良くなるはずです。

  • 胃痛はいくつかの原因が重なって引き起こされる
  • 胃痛とストレスには密接な関係がある
  • ストレスを取り除くと同時に、他の原因も対処する必要がある
  • 胃痛には症状に合った薬を選ぶことが重要です

胃に対するストレスも、自分の心に対するストレスも、「優しい心がけ」でフリーにしましょう。

ゲップが多いなら注意!ゲップが多い人の「原因」と「考えられる病気」

咳やくしゃみと違い「あまりいいイメージがないゲップ」ですが、なぜ人はゲップが出るのでしょうか?

このゲップを引き起こす主な原因は、日常生活によるものと、病気によるものの2種類あります。

そこで今回は、ゲップの回数が人よりも多いと感じている人にゲップの原因や、ゲップを対策する方法についてご紹介します。

【ゲップの原因】ゲップはなぜ出るの?ゲップの原因は?

【ゲップの原因】ゲップはなぜ出るの?ゲップの原因は?
簡単に言うとゲップは胃の中に溜まった空気を口から吐き出す作業で、炭酸飲料を飲んだ後や、たくさん食べた後などによく出ます。

これは、飲んだり食べたりした時に空気を一緒に飲み込んでいることが原因です。

お酒などアルコール類を摂取した時や、早食いはより多く余分な空気を飲み込んでいます。

飲食時の他にも、会話をしたり呼吸をする時でさえも空気は口から取り込まれ、胃で一度止まります。

この時、ある程度の空気は体に吸収されていきますが、吸収しきれなかった空気は胃に留まったままの状態です。

状況が長く続くと、胃に負担がかかってくるので、体が外に空気を逆流させ、外へ送り出そうとします。

この作業が「ゲップ」と呼ばれ、口から取り込まれた空気の量や、胃にたまっている空気が多ければ多いほどゲップの回数も多くなります。

【ゲップの我慢】ゲップの出すぎはよくない?1日の平均回数

【ゲップの我慢】ゲップの出すぎはよくない?1日の平均回

一般的なゲップの回数は、成人の場合1日あたり平均で13回~15回です。

もし1日あたり20回を超えるほどゲップが出ているのであれば、回数が多いと思っていいでしょう。

食べたものは、食道を通り胃にたどり着きます。
食道から胃までの間には噴門(ふんもん)と呼ばれる、胃液が食道へ逆流しないようにする器官があります。

通常、噴門は「下部食道括約筋」と呼ばれる筋肉の働きによって閉じています。

ですが、必要以上にたくさんの空気が胃に流れ込むと、下部食道括約筋が緩み噴門が開きます。

すると、噴門で抑えられていた空気が逆流しゲップが出ます。

また、食事の時に食べ物と一緒に体に入った空気や、食べたものを消化する時に発生するガスが胃に溜まるので、食後は特に出やすくなります。

場所によっては出す事をためらうゲップですが、ゲップには体内に溜まったガスや、空気を外へ送り出すという大事な役割があります。

ゲップを我慢することはあまりよくありませんが、かといって出すぎるものよくありません。

【ゲップの原因】ゲップが多いのは日常生活の行動が原因?

【ゲップの原因】ゲップが多いのは日常生活の行動が原因?

生理現象であるゲップですが、日常生活の行動で出やすくなることがあります。

  • 鼻呼吸より口呼吸の方が多い
  • 早食いをする
  • 早口で話す

これらの3つの行動は、空気を口からたくさん吸い込み、胃に空気を溜まりやすくします。

その分体が多く空気を体外に出そうとするため自然にゲップの回数は増えます。

【ゲップの原因】歯をかみしめる癖がある人はゲップが増える

「歯をかみしめる癖がある」という人もゲップの回数が多い傾向にあります。

歯を食いしばると唾液が分泌されやすく、唾液を飲み込むタイミングで一緒にたくさんの空気を飲み込んでいるためです。

歯をよく食いしばる人の多くは不安感や緊張感などでストレスが溜まっている人が多く、ストレスはあらゆる面で、体によくない影響を与えていることが分かります。

【ゲップの原因】食生活の乱れはゲップの回数が増える

暴飲暴食や間食などの食生活の乱れもゲップの原因の1つです。
特に、スナック菓子や肉類、揚げ物類の様に脂質とたんぱく質が多い食事は消化しにくく、胃に負担をかけます。

また、刺激が強いアルコール、コーヒー、たばこ、炭酸飲料、辛いものも胃液の分泌を増やし、胃に負担をかけます。

他にも、大食い、早食い、まとめ食いはよくありません。
食事はしっかりと噛み、ゆっくり時間をかけて適度な量を食べことをおすすめします。

【ゲップの原因】ゲップの回数を減らす3つの食生活ポイント

【脂っこいものを控える】
脂肪やたんぱく質を消化するために、胃は多くの胃酸を分泌するが、消化に時間がかかるため胃に負担がかります。

【刺激物を控えるようにする】
辛いものやカフェインを多く含むもの、またアルコールや炭酸飲料といった胃に負担がかかるものは胃の活動を妨げます。

【暴飲暴食をしない】
暴飲暴食をしないようにしましょう。

【ゲップの回数】生活習慣で心がけてゲップを減らそう!

【ゲップの回数】生活習慣で心がけてゲップを減らそう!
ゲップの回数が多くて困っている時には、第一にストレスを溜めないことが大切です。

ドライブや旅行、手軽にできるものだと散歩やカラオケ、映画や音楽鑑賞などはいかかでしょうか?

生活リズムの見直しも大切です。睡眠時間や睡眠の質も重要です。
最低でも6時間は寝るようにしましょう。

そして、朝昼晩の3食をきちんと取り、決まった時間に起き、決まった時間に寝るよう心がけましょう。

たばこはゲップだけではなく、様々な事に悪影響を及ぼすので、たばこも控えた方がいいでしょう。
どうしても難しい場合は、まず本数を減らすことを心がけましょう。

【ゲップの止め方】ゲップを我慢したい時にゲップを止める方法

【ゲップの止め方】ゲップを我慢したい時にゲップを止める方法
ゲップは下品なイメージがあるため、人前でするには気が引けますよね?

場面によっては「ここで出たら最悪!」という時もあると思います。

ゲップが出そうな時に試して欲しい、ゲップを止める3つの方法を紹介します。

【ゲップの止め方】唾液を飲んで止める方法

唾液と一緒に出そうなゲップを飲み込みます。ただ、空気を飲まないようにする必要があるので少しコツが必要になります。

【ゲップの止め方】鼻から抜く方法

口から出ると音が気になってしまうゲップですが、鼻から抜けば音がすることはないので安心です。

【ゲップの止め方】顎を引き抑える方法

顎を引いて下を向くと気道が狭くなるため、気道を通って口から出るゲップを抑える効果があります。

ただ、ゲップは体にとって必要なものなので、何度も止めるのはよくありません。いざという時だけ試してみることをオススメします。

【ゲップは病気?】ゲップが頻繁に出る時に考えられる病気

【ゲップは病気?】ゲップが頻繁に出る時に考えられる病気

これまでに、ゲップの原因は日常生活の中にも潜んでいるということを説明しましたが、あまりにもゲップの回数が人よりも多いと感じた場合、病気が潜んでいる可能性があります。

そこで、ゲップから考えられる病気について紹介します。

少しでも心当たりのある場合は、早期受診をするようにしましょう。

ゲップが頻繁に出る時に考えられる病気の「呑気症」

日本人の8人に1人と高い割合で見られ、20代~50代に多い症状です。
男性よりも女性に多い傾向にあります。

1日に20回以上げっぷが出るという人は、呑気症の可能性がありますので注意が必要です。

呑気症とは無意識のうちに空気を大量に飲み、胃や食道、腸などに必要以上に空気が溜まる病気で、ストレスが大きな原因になります。

呑気症の症状はゲップやおならが頻繁に出たり、お腹が張ったりするといったものがあります。

空気嚥下症とも呼ばれており、他にも生理不順、肩こり、耳鳴り、下痢など現れる症状は人によって様々です。

頻繁に出るゲップをおさえようとすると、さらにストレスが溜まり悪循環に陥りやすく、こまめにストレスを発散することが大切です。

  • 【呑気症の主な症状】

    ゲップ/便秘/下痢/肩こり/生理不順/耳鳴り…

ゲップが頻繁に出る時に考えられる病気の「逆流性食道炎」

逆流性食道炎は最近若い人にも増えてきている病気です。
食べたものがうまく消化されず、胃酸と一緒に食道に逆流し、その胃酸によって食道の粘膜の炎症が起きる病気です。

食後に胸やけがしたり、喉に酸味のあるゲップがこみあげてきたり、吐き気などが主な症状です。
胃に負担がかかる暴飲暴食やたばこ、アルコールなどが大きな原因です。

逆流性食道炎は放っておくと将来、食道がんになりうる可能性があるので早めの対処が必要になります。

胃の不快感があったり、上記の様な症状が長く続く場合は医療機関の受診をオススメします。

上記の症状よりも、もっとひどい症状に悩まされているひとは、すぐにでも医療機関をしてください。

ゲップが頻繁に出る時に考えられる病気の「慢性胃炎」

慢性胃炎は、日本人に多い病気と言われています。
慢性と名前につくだけあって長い間胃炎がている症状を指します。

主な原因としては、胃酸の分泌が増えることにより、ゲップや胃酸の分泌が多くなり、それが原因で胃粘膜が荒れる病気です。

最近ではピロリ菌との関連性もあるのではと研究が進められています。

逆流性胃腸炎と同様に放っておくと将来胃がん、胃潰瘍胃になる可能性もありますし、胃に穴が開「「胃ろう」になるケースもあります。

慢性胃炎は差し込むような強い胃痛や吐き気、胸やけに加え、血便や貧血などの怖い症状が現れる場合があります。

放っておくととても危険なのですぐにでも消化器内科や胃腸科、胃腸を診てくれる内科を早急に受診しましょう。

ゲップが頻繁に出る時に考えられる病気の「悪性腫瘍ポリープ」

悪性のポリープが気道にできてしまった場合は、気道が狭くなることにより、口や鼻から取り込んだ空気が肺まで届かなくなります。
加えて、空気が逆流してゲップが多くななります。

「呼吸がしづらい」今までは大丈夫だったのに「最近よく息切れがする」などの症状を感じた場合は、早急に医療機関を受診しましょう。

この場合、気管は呼吸器にあたるため、呼吸器内科や呼吸器の専門医がいる病院を受診しましょう。

ゲップ以外の症状が見られる時は早期受診しよう!

ゲップ以外の症状が見られる時は早期受診しよう!
今回は、ゲップの回数が人よりも多いと感じている人に、ゲップの原因や、ゲップを対策する方法についてご紹介しました。

ゲップが多いという理由で病院に行くのは、少し恥ずかしいと思う人が多いと思いますが、ゲップが病気のサインになっている場合もあります。

ゲップの回数が明らかに多い、すっぱいゲップが出る場合は体からのサインかもしれません。

また、ゲップに付随する血便、貧血、激しい痛みなど症状が重い場合は、必ず医療機関を受診してください。

病気は早期発見が非常に重要です。
放置すると、手が付けられないという事態にもなりかねません。

ゲップ以外の症状が見られる時は、早期受診しましょう。

【逆流性食道炎】お酒も飲んでいないのになぜ?逆流性食道炎かも!

「胃酸のような苦いものが喉に上がってきて気持ちが悪い」
「最近、胸やけがいつもよりひどい」と思うことはありませんか?

また、夜中に「オエッ!」お酒も飲んでいないのになぜでしょうか?

お酒も飲んでいないのに夜中に「オエッ!」と吐き気を催し、眠れなくなったことはありませんか?
これも逆流性食道炎の症状かもしれません。

今回は、逆流性食道炎原因や、逆流性食道炎の治療方法や予防する方法についてご紹介します。

「逆流性食道炎」とは?逆流性食道炎はどんな病気なの?

「逆流性食道炎」とは?逆流性食道炎はどんな病気なの?
逆流性食道炎とは、胃の中で胃液と混ざり合った食べ物や、胃液そのものが食道に逆流する病気のことをいいます。

実は筆者も、過去に逆流性食道炎を患った経験があります。

丁度仕事で業務量が激増し毎日帰宅が午前様になっていた時期で、その業務内容にはクレーム処理や非常に複雑な見積業務もあり、当時いた上司のパワハラもあり、未明に布団に入っても寝入りばなにいきなり胃から食道に甘酸っぱい液体がこみあげてきて、お酒も飲んでいないのに激しい吐き気に襲われます。

この症状が半年間続き、最終的には病院のお世話になりました。いまは完治しています。

逆流性食道炎は「胃食道逆流症(GERD・Gastro Esophageal Reflux Diseaseの略)の一種に分類され、この胃食道逆流の中に「逆流性食道炎」と「非びらん性胃食道逆流症(NERD・Non-Erosive Reflux Diseaseの略)」の2つがあります。

いずれの場合も胸やけが起きると言われていますが(逆流性食道炎の場合は無症状の場合もありますが)、大きな違いは食道内に炎症、「びらん」や「潰瘍」が出るか出ないかの違いです。

食道内に炎症が現れる場合は逆流性食道炎、出ない場合は非びらん性胃食道逆流症です。

逆流性食道炎は放置し悪化すると、最悪は食道がんに発展してしまうこともあるようです。

逆流性食道炎による胸やけは胃酸の逆流が原因です!

通常時は、食道と胃の間の食道胃接合部にある「下部食道括約筋」を収縮させて圧をかけることで、食道に運ばれたものをスムーズに胃に送り込んでいます。

しかし、この下部食道括約筋の筋力が低下し、胃の中にある食べた物や胃液が食道に逆流すると食道の粘膜の炎症が起きます。

この症状を「逆流性食道炎」といいます。
逆流性食道炎による胸やけは胃酸の逆流が原因です!
何故、炎症が起きるのかというと、胃液には胃酸という強い酸が含まれていますが、食道には胃の粘膜のように、胃酸の消化力から守るための働きはありません。

そのため、食道に胃酸が触れると炎症が起き胸やけを感じます。

逆流性食道炎の有病率は年々増え、1980年代までは2%程度だったものが、現在では20%を超えるといわれています。

つまり、4人に1人が逆流性食道炎であり、新しい日本人の国民病となっています。

逆流性食道炎の代表的な症状はどんなものがある?

逆流性食道炎の代表的な症状はどんなものがある?
逆流性食道炎に代表される症状にはどのようなものがあるのでしょうか?

【逆流性食道炎の症状】呑酸(どんさん)

胃の内容物が、胃から喉元まで上がってきて、再び下がることをいいます。
口や喉に酸っぱ、あるいは苦い感じが込み上げてくる感覚です。

【逆流性食道炎の症状】胸やけ

脂っこいものをたくさん食べたり、お酒をたくさん飲んだりしていなくても胸やけがします。

【逆流性食道炎の症状】胸の痛み

心臓病にも似た胸の痛みが出ることがあると言われています。
つまり、かなりの激痛です。

【逆流性食道炎の症状】のどの異常

風邪でもないのによく咳き込む、声が枯れる、常に喉がいがらっぽい等、食道に関係ない症状が現れることがあります。

逆流性食道炎で夜中に胃内容物が食道にこみ上げ、呼吸困難で死亡してしまった方もいるそうです。
そう考えると、本当に恐ろしい病気です。

余談ですが、世界的に有名な伝説のロックバンドのドラマーが、大量のお酒(ウォッカ)を飲み、嘔吐物を詰まらせて呼吸困難になり、若くしてこの世を去ったことはバンドマニアの間で有名です。

このときの死因も、過剰なアルコール摂取による逆流性食道炎が起き、嘔吐物がこみあげてしまったせいではないか?という説もあります。
このドラマーは筆者も本当に大好き、本当に格好良かっただけに、今でも涙が出そうです…。

逆流性食道炎を引き起こす原因は主に生活習慣にある!?

逆流性食道炎を引き起こす原因は主に生活習慣にある!?
逆流性食道炎を引き起こす原因には、どのようなものがあるのでしょうか?
基本的には、先天性の疾患というよりも、日頃の生活に起因するものが多いようです。

まず、逆流性食道炎が起きてしまう身体のメカニズムを簡単に紹介します。

人間の胃と食道の間をブロックするため、この境目(噴門部・ふんもんぶ)を開け閉めするための下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)という筋肉があります。

逆流性食道炎は、この筋肉の力が弱まるために引き起こされると言われています。

この下部食道括約筋を弱める原因には、以下のようなものがあると言われています。

暴飲暴食・不規則な食事・栄養の偏った食事をすると逆流性食道炎を引き起こす

これがいちばんではないかと言われています。

酒をよく飲む人、脂っこい料理・味の濃い食べ物が大好きな人は、逆流性食道炎になりやすいと言われています。

また、寝る前にご飯を食べたりお酒を飲むのもよくないと言われています。

逆流性食道炎の患者さんには、肥満気味の人が多いというデータがあるそうですが、これは肥満の方は胃をはじめとした内臓に常に圧力がかかっている状態(腹圧が上がっている状態)ですので噴門を閉める筋力に腹圧が勝ってしまい、胃内容物の逆流を止められない、というメカニズムです。

ストレスを溜めると逆流性食道炎を引き起こす

 ストレスを溜めると逆流性食道炎を引き起こす
日頃のストレスにより、腹圧が上がっている状態になってしまう方も大変多いようです。

喫煙すると逆流性食道炎を引き起こす

喫煙すると逆流性食道炎を引き起こす
喫煙も腹圧を上げる原因の一つと言われています。

便秘が続くと逆流性食道炎を引き起こす

便秘が続くと逆流性食道炎を引き起こす
便秘も腹圧を上げる原因の一つです。

筆者が逆流性食道炎患っていたときのことを考えると、これらがすべて当てはまります!

仕事のストレスから日中はタバコの本数と甘~い缶コーヒーを飲む機会が増え、居酒屋でやけ酒を呑むと一軒でタバコを一箱吸い、家に帰るとお腹が空くので、コンビニのフライドチキンや揚げ物たっぷりの弁当を食べ、満腹で眠くなりそのまま布団へ…
当時は独り者でしたが、このような生活を繰り返していくうちに逆流性食道炎になってしまいました。

逆流性食道炎を治療する方法(進行度合い別に紹介)

逆流性食道炎を治療する方法(進行度合い別に紹介)

逆流性食道炎の治療はどのような方法でしょうか?

進行度合いにより治療方法は異なりますが、まずは内視鏡検査で食道の荒れ具合を調べるケースが多いようです。
食道内部の炎症の有無、潰瘍の有無を調べます。

他にも、食道内pH測定や内圧測定、上部消化管X線検査をする場合もあります。

検査の結果、炎症の度合いや潰瘍の大きさがそれほどでもない場合は投薬治療からスタートするケースが多いようです。

胃酸分泌を抑制する(胃内を中和させる)目的でPPI(プロトンポンプ阻害薬)という薬が処方されたり、胃内容の逆流防止・食道運動促進を目的に、消化管運動機能改善薬が用いられることもあります。

また、食道粘膜を直接保護する薬剤も用いられます。

投薬治療でも症状が改善されない場合や潰瘍がある程度の大きさになると、手術療法になります。
手術が必要になるまで症状が悪化している場合は、食道裂孔ヘルニアを併発しているケースが多いようです。

一般的には腹腔鏡手術、つまり、お腹の皮膚を数ヶ所、3-5mm程度小切開し、そこから内視鏡や細い手術器具を入れて行う手術で行われるようです。

通常であれば手術時間は90~120分、入院期間は3日程度と言われています。

今日からできる逆流性食道炎を予防する5つの方法

今日からできる逆流性食道炎を予防する5つの方法
このように、つらい逆流性食道炎にならないようにするにはどうすればよいでしょうか?

【逆流性食道炎を予防する方法】カイロで冷えを予防する

逆流性食道炎の原因のひとつに「冷え」があります。

冷えは血の流れを悪くし、食べ物を食道から胃へと送る働きを弱くします。すると、胃液の分泌が多すぎて、逆流性食道炎を招く恐れがあります。

そのような冷えによる逆流性食道炎の予防として、みぞおちにカイロを張るという方法があります。

みぞおち部分まで覆うように腹巻をつけ、その上から張るタイプのカイロをみぞおちからへその少し上に張ります。

これにより、胃やその周辺の血流がよくなり、胃にたまった余分な水分が排出されやすくなります。

そして冷えを防ぎ、胃酸過多を抑え、逆流性食道炎を防ぎます。
このときに直接、肌にカイロを貼り付けてしまうと、低音火傷を招く危険性がありますので、あくまで腹巻の上から張るようにしましょう。

それでもカイロが熱いと感じたときには、厚めの腹巻に替えて、程よい温度を感じられるまで調整しましょう。

就寝時以外はつけたままでも問題ありませんので、就寝前にカイロをはがし、起床後にまた貼り付けるといいでしょう。

【逆流性食道炎を予防する方法】左向きに寝る

【逆流性食道炎を予防する方法】左向きに寝る
右向きに寝ると物理的に胃酸が噴門にあたってしまい、逆流しやすくなります。
就寝時に胸やけを感じる方は、体を左向きにするようにしましょう。

対して、左向きなら胃が噴門から左側に大きく膨み、胃の湾曲部分に胃酸を溜める場所ができて、逆流しづらくなります。

【逆流性食道炎を予防する方法】逆流性食道炎専用の枕

逆流性食道炎専用枕は通常の枕よりも背中から頭に向けての角度がつくように設定されており、胃酸が逆流しづらくなります。

【逆流性食道炎を予防する方法】生活習慣を見直す

早寝早起き、朝昼晩3食のご飯を規則正しい時間に食べ、適度な運動する、これが一番です!
肥満にならぬよう、高カロリー・高コレステロール食を控え、野菜や海藻類、乳製品をバランスよく食べるようにしましょう。

ただし、食事制限は大変つらく、長続きしないのもまた事実です(筆者もできませんでした・苦笑)。
そのような方は、好きなものはあまり我慢せずしっかり食べ、その分、体を動かして消費するようにしましょう!

筆者は逆流性食道炎になる前と後で約10キロ体重が変わりましたが、体重が落ちた時期はむしろあまり食事制限はしませんでした。

その代わり、1日1時間の筋トレ(かつて流行したビ〇―軍曹の下に入隊・笑)を3か月続け、休みの日も銀玉球技や回胴遊戯をやめ、違う楽しみを見つけました。
モリモリ食べても細マッチョ、理想的でしたね~

※今でも筋肉は落ちていませんが、内臓脂肪が増えてきてました…(苦笑)

【逆流性食道炎を予防する方法】ストレスを溜めない

ストレスも逆流性食道炎の大敵です。

ストレスはとにかく溜めないことがいちばんです。
ストレスが溜まると腹圧も上昇しますし、ストレス解消のためにお酒やたばこ等、身体に悪い方向に進んでしまいがちです。

何かストレスを発散できる方法を、自分なりに見つけましょう。

※筆者は、あまりにも頭にきてムカムカするときは、家に帰って布団を丸め、憎たらしい上司の名を心の中で叫びながら、膝蹴りやローリングエルボを何発も喰らわせました(笑)。

無論、ボロアパートなので大声や振動はご法度ですが、迷惑にならない程度のトーンで、べらんめぇ口調で汚い言葉を、丸めた布団に投げかけていましたね…(笑)

逆流性食道炎は放置してはダメ!胸やけや吐き気を感じたらすぐ病院へ!

逆流性食道炎は放置してはダメ!胸やけや吐き気を感じたらすぐ病院へ!

逆流性食道炎は、放置すると最悪は食道がんに発展してしまいます。
少しでも逆流性食道炎の疑いがある場合は、すぐお医者さんに相談しましょう。

その上で、まずは生活習慣の改善・ストレスを溜めないようにしましょう!

「胸焼け」の対処方法!胃酸の逆流が胸焼けの原因です!NG行動も紹介

胸のあたりに、嫌な違和感を覚えたことはないですか?

「なんだかみぞおちあたりがムカムカする…」
「胸のあたりが焼けるような感じがする…」といった違和感の正体は胸焼けです。

胸焼けの原因は、胃酸の逆流です。

本来、食べ物は口から入り食道を通過後、胃の中で胃酸に消化されますが、その胃酸が食道へ逆流してしまうことがあります。

すると食道が荒れ、胸焼けが起ります。

胸焼けした時は、どのように対処したらいいのでしょうか?

今回は、胸焼けした時の10個の対処方法や、胸焼けを起こすNG行動についてご紹介します。

【胸焼けの対処方法】胸焼けした時の10個の対処方法

【胸焼けの対処方法】胸焼けした時の10個の対処方法
胸焼けの原因となる胃酸の逆流は、消化器の不調や胃液の逆流を防ぐ「下部食道括約筋」の衰えなどが原因で起こります。

そこで胸焼けした時の対処方法を10個ご紹介します。

【胸焼けの対処方法】アロエを摂取する

アロエに含まれる抗炎症成分が荒れた胃や食道を正常な状態へ戻し、胸焼けを解消してくれます。

アロエの葉から緑色の部分を取り除いて食べたり、汁を絞って飲んだりするといいですが、なかなか手に入りませんよね。

そんな時は、市販のアロエヨーグルトやジュースも効果的です。

【胸焼けの対処方法】生姜を食べる!

けの対処方法】生姜を食べる!

生姜には、胃を活性化させて消化を助ける効果があります。

しかし、摂取しすぎると刺激が強く逆効果なので、1日5g程度(小さじ1杯程度)が目安となります。

【胸焼けの対処方法】枕を高くして寝る!

【胸焼けの対処方法】枕を高くして寝る!
頭を低くして寝ると重力が働かなくなり、胃酸が逆流しやすい状態となります。

それを防ぐために、頭の位置が胃の入り口より高くなるようにして寝ましょう。

対処方法としては、枕や毛布を重ねて高さを出したり、市販の傾斜がついた枕を購入したりするといいでしょう。

【胸焼けの対処方法】ゆるい服に着替える!

ベルトやガーターなどの腹部の締め付けがきつい服を着ると、圧力で胃液が食道へ逆流し、胸焼けが起こりやすくなります。

極力腹部がゆったりとした服を選びましょう。

【胸焼けの対処方法】乳製品をとる!

【胸焼けの対処方法】乳製品をとる!
牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、食道を保護したり、消化器の調子を整えてくれます。

特に牛乳は、食前に飲むと食道に膜を張り胃液による炎症を防ぎます。

胸焼けに悩む人は、ぜひ摂取したい食品です。

しかし、脂質の多い生クリームは消化がよくないので逆効果です。
低脂肪の製品を選びましょう。

【胸焼けの対処方法】決まった時間に食事する!

【胸焼けの対処方法】決まった時間に食事する!

朝食を抜いたり、食事のリズムが不規則だと下部食道括約筋が弱まる原因になります。

特に夜食は、胃酸の分泌を増やし胃に負担をかけるので、朝食、昼食、夕食は規則正しい時間に摂り、夜食は控えましょう。

【胸焼けの対処方法】ツボを押す!

【胸焼けに効果的なツボ…ちゅうかん】
【胸焼けに効果的なツボ…ちゅうかん】
お腹にあるツボが胃の消化を助け、胸焼けの対処方法として有効です。

ツボの場所は、おへそから指4本分上の部分です。

その辺りをさすったり、指で優しく押したりして刺激しましょう。

【胸焼けに効果的なツボ…かくゆ】
胸焼けに効果的なツボ

背中にある「かくゆ」というツボは、胃の調子をよくしてくれるので胸焼けに効きます。

場所は、肩甲骨の下側の高さで、背骨から指2本分のところにあります。

左右2箇所にあるので、両手押し込む様に刺激します。

背中にあるツボなので、ご家族に押してもらったり、床にボールを置きその上に寝転んでツボを刺激しましょう。

【胸焼けの対処方法】ガムを噛む!

【胸焼けの対処方法】ガムを噛む!

意外に思われるかもしれませんが、ガムを噛むことも有効な胸焼け対処方法です。

ガムを噛むことで唾液が分泌されて、胃へ流れていき、胸焼けを引き起こす胃酸を中和してくれます。

できればシュガーレスのガムを選び、刺激になる柑橘系の味は避けましょう。

【胸焼けの対処方法】市販薬に頼る!

【胸焼けの対処方法】市販薬に頼る!
胸焼けに対処する市販薬が多く発売されています。

ドラッグストアでも購入出来ますので、色々試してみても胸焼けの症状が改善されない場合は試してみましょう。

【胸焼けの原因】胃酸の逆流原因になっている5つのNG行動

【胸焼けの原因】胃酸の逆流原因になっている5つのNG行動

胸焼けを起こすNG行動を5つ紹介します。

【胸焼けの原因】食べた後にすぐに寝る!

胃の中に食べ物が残った状態で横になると、胃酸が食道に長い時間とどまり、胸焼けを引き起こします。

満腹状態で寝ると、「ウップ」となることがありますよね。

極力、眠る前の2時間前には食事を終わらせるようにしましょう。

どうしても寝る前に食事をとる場合は、スープなどの消化がいい物にして、頭を高くして寝ましょう。

【胸焼けの原因】食べ過ぎ、飲みすぎる!

暴飲暴食は胃に負担をかけ、胸焼けの原因になります。

適切な食事量とバランスのいい食事を心がけるとともに、アルコールの摂りすぎは避けましょう。

【胸焼けの原因】たばこを吸い過ぎる!

喫煙は、胃液の逆流を防いでくれる下部食道括約筋の活動を弱めます。

さらに、胃や食道に負担もかけますので、喫煙はできるだけ控えるようにしましょう。

【胸焼けの原因】食べてすぐ運動する!

食後、すぐに激しい運動をすると、消化を妨げてしまい胸焼けの原因になります。
食後は、最低でも30分以上空けてから運動をするようにしましょう。

【胸焼けの原因】刺激物を摂取する!

香辛料やアルコール・カフェインなど刺激が強い食品は、胃を荒らし、胃酸の分泌量が増えるので控えましょう。

胸焼けがひどい時は、極力摂取しないのが正解です。

胸焼けした時は胃に負担をかけないようにしよう!

胸焼けした時は胃に負担をかけないようにしよう!
今回は、胸焼けした時の10個の対処方法や、胸焼けを起こすNG行動についてご紹介しました。

胸焼けは、健康な人でもなることがあります。

「ただの胸焼け…」と思ってしまいがちですが、たかが胸焼けと高をくくっていると、大きなトラブルが隠れているかもしれません。

まずは、ご紹介した対処方法を試してみて、改善されないようでしたら病院の受診をオススメします。

【しゃっくりの止め方】もしかして「しゃっくりの止め方」が間違っている!?

いきなりでてしまうのが「しゃっくり」ですよね?

「しゃっくりを止める方法が知りたい…」「何をやってもしゃっくりが止まらない…」「しゃっくりが何日も続いて不安…」などしゃっくりについて疑問があると思います。

しゃっくりは肺の近くにある横隔膜が痙攣している時に出ます。
つまり、この痙攣を止められればしゃっくりは止まります。

しかし、「どうして横隔膜が痙攣するのか?」その理由が判明していないため、痙攣を止める方法がはっきりとはわかっていません。

そこで今回は、しゃっくりの止め方や、何日もしゃっくりが止まらない時の病気について解説します。

【しゃっくりの止め方】しゃっくりを止める5つの方法

【しゃっくりの止め方】しゃっくりを止める5つの方法
しゃっくりをしていると「○○をすると止まるよ」と言われた経験はありませんか?

しゃっくりの止め方は、世代や地域によって言われていることが違います。

その中でも、みなさんも一度は聞いたことがある方法について紹介します。
また、その方法が本当にいいものなのかについても合わせて紹介します。

【しゃっくりの止め方】ご飯を勢いよく飲み込む

地方では知っている人が多い、ご飯を噛まずに一気に飲み込んでしゃっくりを止めるという方法です。

これは、横隔膜に刺激を与えて、その反動で痙攣を止めようという意味からきています。

この止め方はあまり効果がなく、まるのみした食べ物が食道に詰まる可能性もありおすすめとは言えません。

【しゃっくりの止め方】冷水を一気に飲む

【しゃっくりの止め方】冷水を一気に飲む
息を止めて冷水を一気に飲むという方法です。
横隔膜が冷水で冷やされ、さらに水圧による負荷がかかることでしゃっくりが止まると考えられています。

しかし、冷やしたり、水圧で負荷をかけても止まるという根拠はありません。
そのため効果が有る人もいれば、無い人もいます。

【しゃっくりの止め方】息を止めてから深呼吸を何度か繰り返す

【しゃっくりの止め方】息を止めてから深呼吸を何度か繰り返す
呼吸を意識的に止めたり、深呼吸をしたりと呼吸のリズムをゆっくりに変えます。
そして、出る間隔を徐々に長くし回数を減らしていく止め方です。

横隔膜は肺の近くにあり、痙攣も呼吸の感覚と連動しているので、呼吸回数を意識して減らすというのは一定の効果があり、すぐに止まるわけではありませんが、続けることで軽減させることは可能だと考えられます。

【しゃっくりの止め方】両耳に指を1分間入れる

【しゃっくりの止め方】両耳に指を1分間入れる
この止め方は一見するとしゃっくりとは無関係のように見えますが、意外に高い効果があります。

「延髄(えんずい)」という後頭部と首の境目あたりにある脳の一部が、お酒やよく笑うといった行動で刺激を受け興奮状態になると、横隔膜が痙攣し、しゃっくりが出ると言われています。

この延髄の興奮状態を鎮めるのが、耳に指を入れて延髄に刺激を与える方法だと考えられています。

やり方としては、耳に指を1分程度突っ込むという簡単な方法です。
一度で効果がなければ何度か行ってみて下さい。

【しゃっくりの止め方】舌を30秒間引っ張る

【しゃっくりの止め方】舌を30秒間引っ張る

実はこの止め方が最も効果的であり、医療機関でもしゃっくりの止め方としてはこの方法を推奨しています。

これは舌咽神経を刺激し、横隔膜の痙攣を正常化し、止めるというものです。
舌を30秒程度引っ張るので少し痛いですが、とても有効です。

【しゃっくりの止め方】驚かすとしゃっくりが止まる!は迷信

【しゃっくりの止め方】驚かすとしゃっくりが止まる!は迷信
驚かしてしゃっくりを止めるという方法は、子供から大人まで一度は経験したことがあるであろう方法ですが、本当に効果があるのでしょうか?

答えから言うと、「しゃっくりを止めることはこの方法ではできません。」

どうしてこのような止め方が広まったのか定かではありませんが、理屈としては驚かすことでしゃっくりをしていたことを忘れさせるというものです。

しかし、しゃっくりが出るのは意識で変えられるものではないことから難しいと言えます。

【しゃっくりの止め方】しゃっくりが出る人の3つの共通点

【しゃっくりの止め方】しゃっくりが出る人の3つの共通点

【しゃっくりの止め方】暴飲暴食をよくする人はしゃっくりが出やすい!

食べ物をよく噛まずに飲み込んだり、飲み物を大量に摂取する人は、同時に空気も入って来るのでしゃっくりが出やすくなります。

また、炭酸飲料を沢山飲むと、胃の中で気化した炭酸が横隔膜を刺激するので頻繁に出やすくなります。

大食い・早食いを避け、飲み物も飲みすぎに注意すると、出にくくなります。

【しゃっくりの止め方】ストレスをため込みやすい人はしゃっくりが出やすい!

【しゃっくりの止め方】ストレスをため込みやすい人はしゃっくりが出やすい!

ストレスとしゃっくりの関係性は意外に強く、心因性のしゃっくりは、ストレスが大きく関与しています。

横隔膜の痙攣には中枢神経の働きが影響していると言われています。

ストレスが溜まると中枢神経に悪影響を与えるので、横隔膜にもその影響があります。

心因性の場合、先程紹介した止め方では止めにくい為、まずは、ストレスの原因を取り除くことが大切です。

【しゃっくりの止め方】アルコールをよく飲む人はしゃっくりが出やすい!

【しゃっくりの止め方】アルコールをよく飲む人はしゃっくりが出やすい!

お酒に含まれるアルコールは脳の機能を著しく低下させるため、横隔膜がうまく働かずしゃっくりが出やすくなります。

横隔膜は単独で動いている器官ではなく、脳からの信号を受けて活動しています。

そんな脳からの信号がアルコールによって阻害されるので、正常な働きができずに痙攣してしゃっくりが出てしまいます。

【しゃっくりの止め方】しゃっくりが止まらない場合は要注意

【しゃっくりの止め方】しゃっくりが止まらない場合は要注意
しゃっくりは通常であれば、数分程度で止まります。
長い場合でも10分程度で止まります。

しかし、長時間出続け色んな止め方を試してみても止まらない場合は、何かしらの病気の可能性を疑いましょう。

病気が原因で出ているしゃっくりは、大きく分けて3つの刺激によるものです。

しゃっくりの種類 疑われる病気
横隔膜への刺激によるもの 横隔膜性しゃっくり 腎不全・胃潰瘍・胃腸炎・胃がん
中枢神経への刺激によるもの 中枢性しゃっくり 脳腫瘍・脳卒中・アルコール中毒
末端神経への刺激によるもの 末梢性しゃっくり 頸部やリンパ球の腫瘤(しゅりゅう)・呼吸器系の病気

【しゃっくりの止め方】胃などの消化器官の病気「横隔膜性しゃっくり」

胃潰瘍や胃腸炎、胃癌といった消化器系の病気が、胃の方から絶えず横隔膜を刺激することになり、しゃっくりが出ます。

【しゃっくりの止め方】脳梗塞・脳腫瘍「中枢性しゃっくり」

しゃっくりが中枢神経への刺激によって出ている場合は、脳の異変が考えられます。横隔膜は脳からの電気信号を受取って機能していますが、脳梗塞のように脳の血管に血栓が詰まると、その信号が正確に伝わらずしゃっくりの原因になります。

【しゃっくりの止め方】頸部やリンパ球の腫瘤、呼吸器系の病気「末梢性しゃっくり」

これは気管支の異変によって横隔膜が痙攣を起こしている状態です。気管支に強い負荷がかかれば横隔膜を刺激するため、それが継続的に続くと、どんな方法を試してもしゃっくりは止まりません。

しゃっくりは基本的に、時間の経過と共に静まるものです。それが一日経っても止まらないのであれば、病院にしゃっくりが止まらないことを告げ、適切な診察を受けるようにして下さい。

しゃっくりの止め方がわかない時は病院に行こう!

しゃっくりの止め方がわかない時は病院に行こう!
今回は、しゃっくりの止め方や、何日しゃっくりが止まらない病気について解説しました。

何らかの生活習慣が原因で出ていることも大いにあります。
頻繁にでるという人は以下の対策をこころがけて下さい。

  • 炭酸飲料やアルコールの過剰摂取を控えましょう。
  • ゆっくりとよく噛んで食べましょう。
  • ストレスをなるべく溜めず心に余裕のある生活を送りましょう。

しゃっくりだからと言って、何日も続く場合は甘くみてはいけません。

このことがきっかけで病気の早期発見ができる可能性もありますので、「おかしいと」感じた場合は、病院に相談しましょう。

【水分補給の方法】脱水を防ぐ水分補給の方法を知ろう!美容にも◎

みんさんは人間の60%、新生児なら75%は水分でできているのを知ていますか?

中でも心臓・腎臓・肝臓などの内臓や筋肉は水分量が多く80%が水分です。

その反面、脂肪は30%ほどで少ないです。

身体は水分でできていると言ってもいいほど、水分をたくさん含んでいます。

もし、身体の水分が不足するとどうなってしまうのでしょうか?

そこで今回は、水分補給の重要性や、脱水症状の確認方法や、効果的に水分補給する方法についてご紹介します。

【水分補給の重要性】水分の役割と重要性について知ろう!

【水分補給の重要性】水分の役割と重要性について知ろう!

体内の水分は、「体温の調節」「栄養素を溶かす」「運ぶ」という役割があります。

夏場暑くなったら、汗をかきます。

身体が熱くなったら熱を含んだ水分を汗という形で体外に排出することで、体温が上がりすぎないように体温を調節しています。

また、栄養素は、血液という水分に溶かされて、身体の各所に運ばれます。

水分が足りなくなると、こうした水分の働きがうまくいかなくなり、体温はぐんぐん上がり、身体の各所に栄養も届けられなくなります。

水分補給は生きていく上でとても重要で、身体が極度な水分不足に陥ると生命に関わります。

【水分補給の水分量】1日に必要な水分量を知ろう!

【水分補給の水分量】1日に必要な水分量を知ろう!

体に入ってくる水分は「飲料水」「食べ物に含まれる水分」「身体から生み出される代謝水」の3種類あります。

食べ物に含まれる水分は、食事の内容によって異なりますが、1日当たり900〜1,100mlくらいと言われています。

代謝水とは、食べ物を分解して栄養素に変えた時にできる水のことで、成人で1日当たりおよそ300mlです。

一方、出ていく水分もあります。
わかりやすいところが、「尿」です。

成人で1日当たり1,200〜1,500mlほど尿がでます。

排便にも水分は含まれており1日当たり300mlほどの水分とともに排出されます。

汗は季節によって異なりますが、平均すると1日当たり500〜600mlほどでます。

これに加えて、不感蒸泄(ふかんじょうせつ)と呼ばれる、呼吸や皮膚からの蒸発によって気づかないうちに出ていく水分が、1日当たりおよそ100mlあります。

1日当たり約2,100〜2,500mlほどの水分が身体から出ていきます。

これらを踏まえて、1日にどれくらいの水分を摂取する必要があるのかを割り出します。

栄養素には摂取基準が定められており、1日の適量が決まっているのですが、実は水分に関しては1日にどれくらい飲めばいいのかの基準は作られてません。

食べ物から得られる水分と代謝水の合計で1日当たり1,200〜1,400mlくらいです。

一方、1日当たり約2,100〜2,500ml出ていくので、その差は1,000ml程度です。

このことから、計算上は1日当たり約1,000mlの水分を飲む必要があることになります。

1日の活動量や、体質は人それぞれ異なりますから、その点を考慮して1日当たり1,000〜1,500mlくらいの水分を飲む方がいいでしょう。

【水分補給】自分で脱水症状の前兆チェックをしよう!

【水分補給】自分で脱水症状の前兆チェックをしよう!

【水分補給】脱水症状について知ろう!

身体の水分量が3%以上不足した状態を脱水といいます。

身体に入ってくる水分が足りなかったり、身体から出ていく水分が多くなると、身体の水分が不足して脱水になります。

脱水は、入ってくる水分と出ていく水分のバランスが崩れた状態に起こります。

では、どうして水分のバランスが崩れてしまうのでしょうか?

身体に入ってくる水分が足りない時は、水を飲む量が足りなくなると簡単に起こります。

そして、身体から出ていく水分が多くなる原因は、病気やケガです。

例えば、インフルエンザになると40℃以上の高熱になります。
その時は、たくさんの汗をかきますから、汗とともに水分が失われます。

また、ノロウイルスやコレラのような伝染病は、下痢、嘔吐を起こして水分が失われます。

最近では、夏場の異常な暑さによる熱中症も汗によって水分を失ってしまいます。

大きなケガをした場合、出血量が多ければ、それだけ水分も失われることになります。

このように、人間はいろいろな原因で、脱水に陥る可能性があります。

【水分補給】脱水症状の前兆で脱水になる!

脱水になる前の段階を、「前脱水(まえだっすい)」といいます。

脱水になるほど、身体から水分が抜けたわけではないけれども、正常よりは少なくなっている状態です。

身体の水分の3%以上が失われた状態を脱水といいますが、前脱水では1〜2%程度の喪失に止まり、脱水のような症状が現れにくく、気が付きにくいのが特徴です。

ですが、脱水症状の前段階ともいえる状態で、前脱水に早く気づくことが、脱水を防ぐ意味でとても重要といえます。

前脱水の症状は、脱水ほど明確ではなく、多くは「身体がだるい」「頭がぼんやりする」「食欲が減る」などです。

二日酔いや夏バテのような症状ですが、二日酔いもアルコールを飲みすぎ、尿で大量の水分を失った状態、夏バテも汗をたくさんかいて水分を失った状態です。

二日酔いや夏バテの症状と前脱水の症状が似ていることがわかってもらえると思います。

このような症状が現れたら、脱水症状の前兆かもしれないので、水分補給をして水分不足を解消しましょう。

【水分補給】脱水になる前兆症状をチェックしよう!

なかなか症状がはっきりしない前脱水ですが、チェック法がないわけではありません。

【爪の色をチェックする】
みなさん、爪を押さえてみると、ピンク色が白色になりますよね。そして、押さえるのをやめるとすぐに元のピンク色に戻るはずです。前脱水になっていると、ピンク色に戻るのに3秒以上の時間がかかるようになります。

【手の甲をチェックする】
手の甲をつまみあげても、健康な状態なら指を離すとすぐに元の状態に戻ります。ですが、前脱水になっていると、すぐには戻らず、しばらく山のように盛り上がったままになります。

【尿をチェックする】
前脱水になると、尿の色が普段よりも濃い黄色になります。排尿回数も減ります。尿の状態も確認しましょう。

これら3つのチェック法をぜひご活用ください。

【水分補給】脱水症状のレベルについて知ろう!

脱水による症状は、軽度、中等症、重度の3つに分けられます。

【軽度】
体の水分の3〜5%を失った状態です。めまいやふらつき、筋肉痛、こむら返りなどを起こします。

【中等度】
身体の水分の5〜10%を失った状態です。頭痛や吐き気、嘔吐、だるさなどが見られます。

【重度】
身体の水分の10%以上を失った状態です。意識が朦朧とし、けいれんを起こすこともあります。重度まで至ると、体温も大変高くなり、生命に危機的な状態です。

【水分補給】血液と脱水症状の関係性について知ろう!

心筋梗塞、狭心症、脳梗塞という病気は、心臓や脳の血管が詰まり、血液の流れが滞った結果起こる病気です。

脱水症状を起こすと、血液がドロドロとなり流れが悪くなります。

そのため、血管が詰まりやすくなるので、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞を引き起こすリスクが高まるのです。

日本人の死亡原因のおよそ4分の1は、心臓と脳の病気なので脱水症状が持つリスクの高さがわかります。

【水分補給の方法】体にしっかり吸収させる効果的な水分補給の方法

【水分補給の方法】体にしっかり吸収させる効果的な水分補給の方法

身体に吸収しやすい効率的な水分補給の方法についてご紹介します。

【水分補給の方法】のどが渇いたと思う前に水分補給する

のどが渇いたと思った時では、すでに身体の水分量が減ってしまっている可能性があります。

運動している時などは、のどが渇いたと感じる前に、こまめに水分補給をしましょう。

【水分補給の方法】少しずつ水分を摂る

実は、たくさんの水を一度に飲んでも、ほとんどが体外に排出されてしまい水分補給になりません。

>少しずつ、回数を重ねて水分をとるようにしましょう。

【水分補給の方法】飲む水分はお好みの温度で大丈夫です

水分補給は、体温に近い温度の飲み物がいいと言われますが、多少冷えていても問題ありません。

それよりも、少しずつこまめに水分補給する方が大切なので、飲み物の温度はお好みの温度でいいでしょう。

【水分補給の方法】塩分も一緒に水分補給する

たくさんの水を一度に飲むと、身体の中のミネラルのバランスが崩れてしまう恐れがあります。

そうなると、かえって体調不良になりますので、ミネラルのバランスを保つためにも塩分の補給も忘れないようにしてください。

市販のスポーツドリンクや経口補水液がオススメです。

【水分補給のポイント】水分以外の栄養素も一緒に補給しよう!

【水分補給のポイント】水分以外の栄養素も一緒に補給しよう!
身体は、脱水状態になると水分だけでなく、ナトリウムというミネラルも失われます。

そこで、水分だけでなく、ナトリウムも補うのが、効果的な水分補給です。

そこで作られたのが「経口補水液」です。

経口補水液は、ナトリウムと糖分を適度な濃度で溶かして作られた水です。

スポーツドリンクよりもナトリウムは多く、糖分は少なめになっています。

経口補水液のナトリウムと糖分の濃度は、小腸から水分を吸収しやすい濃度になっており、スポーツドリンクよりも効率的に水分補給ができるように作られています。

【水分補給のメリット】適度な水分補給は5つのメリットがある!

【水分補給のメリット】適度な水分補給は5つのメリットがある!
適度な水分補給には、いろいろなメリットがあります。

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【水分補給のメリット】のどの渇きが潤せる

水分補給をするとのどの渇きが解消します。

のどの渇きという不快感に伴う集中力の低下やストレス、イライラ感の解消も期待できます。

【水分補給のメリット】血液がサラサラになる

【水分補給のメリット】血液がサラサラになる
血液の9割は水分です。

身体が脱水状態になると、血液からも水分が減ってしまいますので、血液がドロドロとした状態に変化します。

水分補給を適度に行うことで、血液は水分を適度に保ち続けられるので、結果として血液がサラサラした状態になり、流れもよくなります。

血液がサラサラになると、血管が詰まりにくくなり、心臓や脳の病気の予防効果も生まれます。

【水分補給のメリット】デトックス効果がある

【水分補給のメリット】デトックス効果がある

デトックス効果とは、身体の中にたまった老廃物など不要なものを身体の外に排出する働きのことです。

水分補給を適度にすると、血液がサラサラして流れがよくなります。

血液の働きの一つは、細胞から老廃物を受け取って運び出すことです。

血液の流れがよくなることで、細胞から効率的に老廃物を運び出せるようになるので、デトックス効果が高まります。

【水分補給のメリット】むくみの改善できる

【水分補給のメリット】むくみの改善できる
身体が水分不足になると、身体の細胞は水分を排出せずため込もうとします。
その結果、細胞が膨れてむくみを引き起こします。

水分補給を適度にすると、細胞から余分な水分を排出させられるので、むくみの解消効果があります。

【水分補給のメリット】便秘の改善できる

【水分補給のメリット】便秘の改善できる
水分不足になった場合、便に含まれる水分も少なくなりとても硬くなります。

硬くなった便が腸に溜まると腸の蠕動運動がされにくくなり便秘の原因につながります。

適度に水分補給をして便を軟らかくすると、便秘の改善も期待できます。

【水分補給の効果】水分補給でお肌も潤い美容に嬉しい効果

【水分補給の効果】水分補給でお肌も潤い美容に嬉しい効果

水分補給と美容には、関係ないように思いますが、はそんなことはありません。

人間は、歳とともに身体のうるおいが低下します。

赤ちゃんの肌はぷるるんとしていますが、お年寄りはそうではないことからもわかってもらえると思います。

うるおいの低下とは、身体の水分量の減少を意味します。

また、水分補給のメリットでお話ししたように、血液には栄養や酸素を届けると同時に、細胞から出された老廃物を運び出す役割も担っています。

水分量が減ると、血液もどろっとして老廃物を運び出しにくくなります。

老廃物が止まった状態は、お肌をはじめとする身体のいろいろな細胞を傷つけてしまいます。

そこで、適度な水分補給によって、身体のうるおいを保ち、血液の流れもよくすることは、美容の面からもとても効果的なのです。

水分補給と美容は、正しく切ってもきれない関係にあるといえそうですね。

適度な水分補給は健康と美容に効果的です!意識的に水分補給しよう!

適度な水分補給は健康と美容に効果的です!意識的に水分補給しよう!
今回は、水分補給の重要性や、脱水症状の確認方法や、効果的に水分補給する方法についてご紹介しました。

人間の体の大部分は水分でできており失われた水分を適度に補給しないと、水分不足=脱水という状態に陥ります。

脱水に至る前の段階、つまり前脱水に気づくことがとても大切です。

脱水になっていたら、経口補水液などで適度な水分補給しましょう。

  • 人間は水分は「体温調節」「物質の運搬」などに利用している
  • 体の水分は、汗や尿などを通して自然に失われている
  • 脱水になるとめまいやふらつきに始まり、頭痛、吐き気、嘔吐へと進み、ひどくなると意識消失から生命の危機がある
  • 前脱水になっているかどうかは、爪や手の甲、尿の状態を判断基準にする
  • 効果的な水分補給はのどの渇きを感じる前少しずつ、こまめにがポイント
  • 水分補給にはデトックス効果や血液のサラサラ化、むくみの改善と健康や美容にもメリットがある

【いびきを改善する方法】いびき改善して「うるさい」と言わせない!

寝ているときに、いびきをかいていると人から言われると、あまりいい気持ちはしないですよね?

どうして人は、「いびき」をかくのでしょうか?

そして、いびきはどのようにすれば改善できるのでしょうか?

そこで今回は、いびきをかく原因や、いびきを改善する方法について解説します。

【いびき改善】いびきをかく原因を知ろう!

【いびき改善】いびきをかく原因を知ろう!
いびきは、一言で言うと狭くなった空気の通り道を空気が通り抜けるときに出る音です。

吸い込んだ空気は、喉を通って気管を経て、肺に送られます。
この空気の通り道を「気道」とよんでいます。

気道は、鼻から喉までの上気道と、その下側の下気道に分けられます。

この上気道の部分が、何らかの原因で狭くなると、狭くなった部分を空気が通り抜ける時に粘膜が振動して音が出ます。

いびきはこうして起こります。

【いびき改善】いびきをかきやすい8つの特徴

【いびき改善】いびきをかきやすい8つの特徴

【いびき改善】小顔の人はいびきをかきやすい!

下顎が小さいと下顎の内側に舌が収まらなくなり、はみ出す体積分だけ舌は、喉にたれさがるので、上気道が狭くなりいびきが出やすくなります。

【いびき改善】口で呼吸している人はいびきをかきやすい!

人は口でも呼吸できますが、本来の呼吸は鼻でするものです。
実際、あらゆる動物が鼻で呼吸しています。

口の中には舌があり、舌の先は上顎の前歯の付け根付近の歯ぐきにあたっているのが正しい位置です。

ところが、このような位置に舌の先があると、口で呼吸をしようとする場合、舌が邪魔で呼吸ができません。

自然に舌の先を下顎の前歯の裏側に当てるように下げて、空気の通り道を確保します。
すると、口の上半分の空間が、空気の通り道に利用され舌が収まらなくなります。

本来口の上半分の空間に収まるべき体積分の舌は、喉の方へ広がらざるを得ず、上気道が狭くなります。
これは、口で呼吸をする人がいびきをかきやすくなる理由です。

【いびき改善】舌が大きい人はいびきをかきやすい!

下顎の骨のサイズが普通であっても、下顎と比較して舌のサイズが大きい人もいます。
これを巨舌症といいます。
このような人は、顎の骨のサイズが人並みでも、内側に舌が収まりません。
舌が喉の方へ垂れ下がり、上気道を狭め、いびきをかくようになります。

【いびき改善】のどちんこが長い人はいびきをかきやすい!

口を開けて「あぁ〜」と言ってみると、喉の入り口が見えるはずです。

喉の入り口に上からぶら下がっているものが見えると思いますが、これが「のどちんこ」、正式には「口蓋垂(こうがいすい)」とよばれるものです。

のどちんこが長い人は、空気の通り道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。

【いびき改善】鼻中隔が曲がっている人はいびきをかきやすい!

鼻中隔とは、両方の鼻の間にある軟骨です。

曲がっている鼻中隔を鼻中隔湾曲症といいます。
鼻中隔湾曲症の人は、鼻の中に空気の通りが悪くなっています。

そのために息がしにくいので、口から呼吸をしようとする傾向があります。
口呼吸により、いびきが発生します。

肥満傾向にある人はいびきをかきやすい!

肥満になると身体に必要以上に脂肪がつきます。
これは、首の周囲も同じです。

下顎の下や首の周囲に脂肪が蓄積すると、上気道が狭められてしまうので、いびきをかきやすくなります。

【いびき改善】アルコールを飲んだ人はいびきをかきやすい!

普段はいびきをかかないけれど、アルコールをたくさん飲んだらいびきをかく人がいます。

アルコールを飲むと、筋肉は弛みますが、舌や喉も、他の筋肉と同じように弛みます。

アルコールの影響は筋肉だけにとどまらず、喉の粘膜をむくませ、気道を狭くします。

舌は弛むと喉をせばめ、喉の筋肉が弛むと気道をしっかりと開けなくなります。
こうして上気道が狭くなり、いびきをかきます。

【いびき改善】疲れやストレスがたまった人はいびきをかきやすい!

疲れたときやストレスがたまったときも、アルコールを飲んだ時と同じく、舌や喉の筋肉が緩みます。

その結果、上気道が狭くなり、いびきをかくようになります。

【いびき改善】いびきの種類を知って改善しよう!

【いびき改善】いびきの種類を知って改善しよう!
いびきは「単純性いびき症」と「睡眠時無呼吸症候群」の2種類に分けられます。

いびきを改善したい場合は、どちらに当てはまるかが効果的な対策を立てる上でとても大切です。

【いびき改善】単純性いびき症について知ろう!

いわゆる普通のいびきです。
病気ではなく、疲れやアルコールの飲み過ぎなどで起こります。

【いびき改善】睡眠時無呼吸症候群について知ろう!

睡眠時無呼吸症候群とは、10秒間以上呼吸が止まる状態が睡眠1時間あたりに5回以上、もしくは睡眠7時間あたりに30回以上起こる病気です。

そのほとんどは、寝ている間に上気道が狭くなることが原因で起こっています。

上気道が狭くなる原因としては、肥満や舌の位置、口蓋垂のサイズなどが挙げられます。

狭くなった上気道を空気が通り抜けようとする際に、いびきの音が発生します。

これが睡眠時無呼吸症候群でいびきが起こる理由です。
なお、完全に気道が塞がると、空気は通れなくなるので、いびきは起こりません。

【いびき改善】上気道抵抗症候群について知ろう!

上気道抵抗症候群は、日中の眠気やいびきに加え、睡眠中に何度も目が覚める病気です。

この点は睡眠時無呼吸症候群と同じですが、血液中の酸素濃度の低下は少なく、10秒間以上呼吸が止まる状態が睡眠1時間当たりに発生する回数が、5回以下であるというところが、異なります。

上気道抵抗症候群でいびきが起こる理由は、睡眠時無呼吸症候群と同じです。

【いびき改善】いびきの改善のための治療とは?

【いびき改善】いびきの改善のための治療とは?
いびきの改善を目的に医療機関を受診したら、どのような治療をするでしょうか?

【いびき改善】耳鼻咽喉科で治療する方法

鼻が詰まっていると、鼻で呼吸ができなくなるので、口呼吸になります。

口呼吸が原因でいびきが生じているなら、耳鼻咽喉科で鼻の治療を受けなくてはなりません。

耳鼻咽喉科では、鼻詰まりの原因となる副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、鼻中隔湾曲症の治療をして、鼻で呼吸をできるようにします。

きちんと鼻で呼吸ができるようになれば、いびきもなくなります。

【いびき改善】歯科で治療する方法(マウスピース)

単純性いびきや睡眠時無呼吸症候群、上気道抵抗症候群なら、歯科でもいびきの治療は受けられます。
歯科では、マウスピースを使った治療をします。

いびき用のマウスピースの特徴は、装着すると下顎を前に引っ張り出す点にあります。

前に引っ張り出すと言っても、ほんの数mmなので顎にかかる負担はほとんどありません。

下顎を前に出せば、口の容積がその分大きくなりますので、舌が喉の方に広がらなくても収まるようになります。

気道も狭められないので、空気の通り道も十分確保できいびきが解消できます。

【いびき改善】歯科で治療する方法(外科手術)

歯並びを整える矯正歯科治療では、顎骨のサイズが小さすぎる場合などに、歯をきれいに並べるために顎の骨を広げる手術します。

これを応用して、下顎骨を前にずらすのです。
こうすれば、下顎骨が前にいった分だけ、舌が収まる容積が広がりますので、舌が気道を狭めることがなくなります。

もちろん全身麻酔下での手術になりますのでかなり大変な手術ですし、下顎が前に移動しても上下の歯がきちんと噛み合わせられるように矯正治療も必要ですが、睡眠時無呼吸症候群も治せるほど効果は高いです。

【いびき改善】CPAP療法

CPAPとは、日本語で持続陽圧呼吸療法と訳される治療法です。

これは、睡眠中にマスクを装着して、このマスクから空気を送り続けることで、気道の空気の流れを確保しようとする治療法です。

現在の保険診療では、CPAP用の治療装置を医療機関からレンタルすることが認められています。

【いびき改善】自分でいびきを改善する方法を知ろう!

【いびき改善】自分でいびきを改善する方法を知ろう!
医療機関を受診しなくても、いびきを改善する方法はないのでしょうか?
そこで、自分でもできるいびき改善方法を紹介します。

【いびき改善】鼻呼吸する!

口呼吸をしていると、いびきが出やすくなります。
そこで、口を意識して閉じて、出来るだけ鼻で息をするようにします。

鼻呼吸をトレーニングすることで、口呼吸をなくし、いびきも解消しましょう。

【いびき改善】専用のテープを使う

日中は鼻呼吸をしているが、寝ている間は口が開いて口呼吸になる、そんな人は、口を閉じるためのテープがおすすめです。

ドラッグストアで販売されています。
口をテープで閉じることで、鼻呼吸を促し、いびきを解消します。

【いびき改善】ダイエットする

肥満になると、首や下顎の下側に脂肪がたまり気道が狭くなることは前述した通りです。

そこで、ダイエットをして、脂肪を落とします。
首や下顎の脂肪も落とせば、気道も広がり、いびきを解消できます。

【いびき改善】枕を替えてみる

高さが合っていない枕は、いびきの原因です。
枕が高すぎると、顔は下向きになります。

顔が下向きになると、下顎が喉に近づくため、気道が狭くなり、いびきをするようになります。
枕があっていない場合は、枕を替えてみるのもいいでしょう。

【いびき改善】寝酒を控える

アルコールを飲むと、気道を支えている筋肉が緩みます。
すると、気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。

特に寝るときは、全身の筋肉が緩くなりリラックスした状態ですから、寝酒はさらに筋肉をゆるくさせます。

舌や喉の筋肉が緩むといびきをかくので、寝酒を控えるのもいびき対策の一つの方法です。

【いびき改善】横向きに寝る

仰向けに寝ると、重力で下顎が下がり、気道を圧迫してしまいす。

そこで、寝るときの姿勢を横向きにすると、下顎が気道を圧迫しにくくなります。

普段は横向きで寝ていない方は、急に横向きに寝ようとすると、寝付きが悪くなる恐れもあります。

その場合は、抱き枕を使うなどして、身体にかかる負担を軽くしつつ横向きに寝るようにしてみてください。

【いびき改善】市販のマウスピースを使う

ドラッグストアなどでは、いびきを治すためのマウスピースを販売しています。

歯科医院で作るマウスピースは、患者さんそれぞれにぴったり合わせたオーダーメイドになりますが、市販のマウスピースは安い反面、オーダーメイドではないので、歯への合い具合よくありません。

とりあえず、早くいびきを治したいときなどは、このような市販のマウスピースもいいでしょう。

【いびき改善】顎固定サポーターを使う

いびきをかいている人は口が開いています。
そこで、寝ている間に口が開かないようにするサポーターです。

【いびき改善】鼻腔拡張テープを使う

鼻の通りが悪くなると、口で息をしようとするためにいびきを起こします。
そこで、鼻を拡げて、鼻の通りを良くするために使うテープです。

【いびき改善】トレーニング方法を知っておこう!

【いびき改善】トレーニング方法を知っておこう!
いびきには、舌が大きく影響することがお分かりいただけたと思います。
舌は筋肉です。

舌も筋トレをすれば鍛えられるので、いびきを改善できます。

【いびき改善】あいうべ体操して舌のトレーニングする方法

「あいうべ体操」とは、今井一彰医師が提唱している口のトレーニング法です。舌を含めた口の筋肉を鍛えることで、口呼吸を治し、鼻で呼吸できるようにします。

「あ〜」と大きな口を開ける、「い〜」と口を横に広げる、「う〜」と唇を前につきだす、「べ〜」と舌を前に突き出す、これだけです舌の筋肉を鍛えることで、舌が後ろに下がるのを防ぎ、いびきを解消します。

いびきを改善して気持ちのいい生活を送ろう!

いびきを改善して気持ちのいい生活を送ろう!
今回は、いびきをかく原因や、いびきを改善する方法について解説しました。

いびきは、狭くなった上気道を空気が通り抜ける時に生じる音です。

いびきの原因は、睡眠時無呼吸症候群や上気道抵抗症候群などの病気が原因のことがあります。
その時は、医療機関で治療を受けましょう。

いびきで悩んでいるなら、一度医療機関を受診してみることをおすすめします。

  • いびきは、狭くなった上気道を空気が通り抜ける時に生じる音です
  • 病気が原因でいびきを起こしていることがある
  • 医療機関では鼻の治療や、マウスピースによる治療する
  • いびきを改善させるには、「鼻呼吸」「ダイエット」などのセルフケアが効果的です

【アルコール依存症】気づいていない人が大半!アルコール依存症の症状や予防法をチック

会社の飲み会や忘年会で「飲みすぎ」「酔いすぎ」と言われたことはありませんか?
社会人は何かとお酒を飲む機会が多いですし、習慣的にアルコールを摂取している人も多いのではないでしょうか。

お酒を飲むと楽しい気分になりますが、飲みすぎは禁物です。アルコール依存症の患者は年々増えており、女性や高齢者の患者も増えてきています。

また、アルコール依存症の人は自分で気づいていない場合が多く、身体的・精神的・社会的な問題を抱え、自分一人では抜け出せない状況に陥るケースが多いです。

ですから、アルコール依存症をしっかりと理解し、依存症に陥る前にお酒との付き合い方を見つめ直しましょう。

アルコール依存症にはどのような症状があるのか

アルコール依存症の症状

アルコール依存症はとても怖い病気です。

「自分は大丈夫」「絶対にアルコール依存症にはならない」と思っていても、気が付いたらアルコールがないと生きていけない体になっているということもあります。

アルコール依存症で治療が必要な患者は80万人ほどいるといわれていますが、アルコール依存症の疑いがある人は450万人近くいるのではないかとされています。

俗にいう「アルコール中毒」「アル中」とはアルコール依存症のことを指し、慢性的なアルコール中毒のことをいいます。

短時間に大量のアルコールを摂取したり、一気飲みをしたりして意識を失ってしまう状態は「急性アルコール中毒」といい、アルコール依存症とは違います。

昔は、アルコール依存症というと「男性の病気」というイメージが大きかったですが、最近では働く女性が増えお酒を飲む機会が増えたこともあり、女性の患者が増加しています。

また、高齢化に伴い高齢者の患者も増加傾向にあります。

では、アルコール依存症はどのような人がなりやすく、どのような症状があるのでしょうか。

アルコール依存症の経過と症状

  • 耐性

アルコールを習慣的に摂取していると、まず耐性が形成されます。

もともとそんなにアルコールに強くなかった人でも、毎日のように摂取することで徐々にアルコールに強い体質になり、少量では酔わなくなっていきます。

「以前に比べてお酒を飲む量が増えた」という人は、アルコールに対する耐性が形成されている可能性があります。

  • 精神依存

耐性が形成されると少量のアルコールでは物足りなくなり「もっとお酒が飲みたい」「もっと酔いたい」と思うようになります。

すると、アルコールを大量に摂取するようになり、お酒が切れてしまうと家中を探しまわる、夜中でも早朝でも買いに出かける、といった行動をとるようになります。

  • 身体依存

耐性、精神依存という経過をたどった後、最終的には身体的な症状が出現します。

お酒を飲めない状況に長時間置かれると、手の震えや多量の発汗、不安、イライラ、血圧の上昇などの離脱症状が現れ、それを止めるためにまたお酒を飲むという無限ループから抜けられなくなります。

重症になると、幻覚や幻聴などの離脱症状が現れる人もいます。

アルコール依存症の原因や危険因子にはどのようなものがあるの?

このようにとても恐ろしいアルコール依存症ですが、どのような原因や危険因子があるのでしょうか。

原因や危険因子を知れば、アルコール依存症を未然に防ぐことができるかもしれません。

アルコール依存症の原因

  • 素質

アルコール依存症には生まれつきの体質(素質)が大きく関わっていますが、日本人の約4割は生まれつきアルコールに弱い体質であることがわかっています。

体質の違いを決めるのは、「ALDH2」という酵素で、この酵素がうまく働かないとアセトアルデヒドが体内に貯留します。

このアセトアルデヒドは二日酔いの原因となる物質で、お酒に弱い人はとても辛い思いをすることになります。

この4割の人がアルコール依存症になりやすいのかというとそうではなく、アルコールに強い体質の6割の方がアルコール依存症患者の9割を占めています。

アルコールに強く、多量のお酒を飲める体質であることが原因になっているのです。

  • 環境

アルコール依存症の原因②環境

もう一つの原因は環境で、長期間にわたり多量のアルコールを摂取してきたことなどが原因になります。

環境要因は複雑で、子どもの頃の環境や飲酒を始めた時の飲酒環境、職場や家庭でのストレスなど多岐にわたります。

子どもの頃から周りで飲酒している人が多く、自分も若い頃から習慣的にお酒を飲んでいたという場合など、長期間多量のお酒を飲んでいたことが大きく関わっています。

アルコール依存症の危険因子

  • 性別・年齢

アルコール依存症は性別や年齢に関係なく発症しますが、習慣的な飲酒を始めてからアルコール依存症になるまでの期間は女性の方が短く、男性より早く依存症になります。

また、飲酒を開始する年齢が早いほどアルコール依存症になりやすく、1年遅くなるにつれて、アルコールに関する問題を起こす可能性が5%ほど低下するともいわれています。

  • 精神疾患の有無

アルコール依存症の患者の中にはうつ病の患者が多く、逆にうつ病や不安障害、パニック障害などの精神疾患を持っている人はアルコール依存症になる危険性が高くなることもわかっています。

精神的な辛さから解放されたいという思いでお酒を飲んでしまう人が多いですが、かえって症状が悪化したり治るまでに時間がかかったりするため、悪循環に陥ります。

ニコチン中毒やギャンブル依存症の人もアルコール依存症を併発しやすいため、注意が必要です。

アルコール依存症の早期発見のためのチェック項目

アルコール依存症の早期発見のためのチェック項目

アルコール依存症という病気のことは知っていても、自分が依存症だと思っていない人や、依存症だと認めたくないという人が多く、受診や治療に至らないというケースはとても多いです。

アルコール依存症は時が経つにつれて進行していく病気なので、治すためには早期発見・早期治療がカギになります。

アルコール依存症の診断には「久里浜式スクリーニングテスト」というチェックシートが使われます。

ここでは久里浜式スクリーニングテストのチェック項目を紹介します。

久里浜式スクリーニングテスト

酒が原因で、大切な人(家族や友人)との人間関係にひびが入ったことがある

ある 3.7点

ない -1.1点

せめて今日だけは酒を飲むまいと思っても、つい飲んでしまうことが多い

ある 3.2点

ない -1.1点

周囲の人(家族・友人・上役など)から大酒飲みと非難されたことがある

ある 2.3点

ない -0.8点

適量でやめようと思っても、つい酔いつぶれるまで飲んでしまう

ある 2.2点

ない -0.7点

酒を飲んだ翌朝に、前夜のことをところどころ思い出せないことがしばしばある

ある 2.1点

ない -0.7点

休日には、ほとんどいつも朝から飲む

ある 1.7点

ない -0.4点

二日酔いで仕事を休んだり、大事な約束を守らなかったりしたことが時々ある

ある 1.5点

ない -0.5点

糖尿病、肝臓病、または心臓病と診断されたり、その治療を受けたことがある

ある 1.2点

ない -0.2点

酒がきれたときに、汗が出たり手が震えたり、イライラや不眠など苦しいことがある

ある 0.8点

ない -0.2点

商売や仕事上の必要で飲む

ある 0.7点

時々 0点

ない -0.2点

酒を飲まないと寝つけないことが多い

ある 0.7点

ない -0.1点

ほとんど毎日、3合以上の晩酌をする(ウィスキーなら1/4本以上、ビールなら大瓶3本以上)

ある 0.6点

ない -0.1点

酒の上の失敗で警察のやっかいになったことがある

ある 0.5点

ない 0点

酔うといつも怒りっぽくなる

ある 0.1点

ない 0点

判定基準

  • 2点以上…重篤問題飲酒群
  • 2~0点…問題飲酒群
  • 0~-5点…問題飲酒予備群
  • -5点以下…正常飲酒群

重篤問題飲酒群の人は、今すぐにでも専門医療機関を受診するべきです。

問題飲酒群の人もとても危険な状態なので、注意が必要です。

アルコール依存症の症状や合併症にはどのようなものがある?

アルコール依存症の症状や合併症

アルコール依存症には、身体的、精神的、社会的な症状がありますが、具体的にはどのような症状が現れるのでしょうか。

アルコール依存症による<身体的症状>

アルコールは身体的にも様々な支障をきたします。

臓器にも悪影響を及ぼし、内臓疾患を併発しやすくなるため注意が必要です。

具体的な症状
・アルコール性肝炎による倦怠感
・肝硬変による黄疸、腹水など
・肝臓がんのリスク増加
・アルコール性膵炎による胸や背中の痛み
・糖尿病による手足のしびれ、失明
・胃炎による胃痛
・アルコール性心筋症による動悸・息切れ
・脳萎縮による歩行障害、人格変化、ろれつが回らなくなる
・アルコール性神経障害による手足のしびれ、筋肉痛

アルコール依存症による<精神症状>

アルコール依存症になると精神的な不調をきたし、正常な生活を送ることが難しくなります。

具体的な症状

・不適切な行動を起こす
・気分が不安定になる
・良好な人間関係が保てなくなる
・物忘れが激しくなる
・注意力が散漫になる
・やる気が起きなくなる
・情緒不安定になる

アルコール依存症による<社会的影響>

アルコール依存症の症状には社会的な影響もあり、身体的・精神的な症状の二次的な症状ともいえます。
周りからの信用や信頼を失いかねないため、できるだけ早く治療をしましょう。

社会的な影響

・家族へのDV、児童虐待
・仕事に行くことができなくなる
・飲酒事故を起こす
・身勝手な行動で周囲に迷惑をかける
・社会的なルールが守れなくなる(万引きなど)

これらの問題は、自分だけでなく家族や周囲の人たちを巻き込み、会社を解雇されたり、離婚することになったり、最悪の場合逮捕されるケースもあります。

1人で治療をするより、周りの支えがあるほうが治療はスムーズに進みます。

問題を起こして周りに誰もいなくなってしまう前に、早い段階で治療を開始しましょう。

アルコール依存症の離脱症状や抜け出せなくなる理由とは?

アルコール依存症の離脱症状

離脱症状とは、長期間飲酒を続けていた人が飲酒を中止した時に現れる症状のことで、かつては禁断症状と呼ばれていました。

アルコール依存症の人は、アルコールが体内から抜ける=血中濃度が下がると、アドレナリンの過剰分泌や交感神経系の過剰興奮が起こり、様々な不調が現れます。

これが離脱症状の原因で、具合的には下記のような症状を呈します。

・手や指の震え
・多量の発汗
・吐き気や嘔吐
・寝汗
・興奮による睡眠障害
・焦燥感
・頻脈
・高血圧
・イライラ
・不安

などの小さな症状がまず現れます。

このような症状と不眠の状態が続くと、

・幻覚
・幻聴
・被害妄想
・追跡妄想

などの大きな症状が現れることもあります。
これらの症状は本人にとってはとても辛く、耐え難いものです。

イライラや不眠などの状態から一刻も早く解放されたいという思いが強くなり、お酒を飲んで症状を抑えるという悪循環に陥る人が多いのが現状です。

アルコール依存症を自力で治すのは難しいため、専門医療機関で適切な治療を受けることが望ましいです。

しかし、本人がアルコール依存症であることを自覚していない場合や治療を望まない場合は、治療自体が難しく、悪循環から抜け出すことができなくなるのです。

また、自力で治そうと思っていても離脱症状の辛さには耐えられない人が多く、しばらく断酒をしていてもまたお酒を飲む場合が多くあります。

アルコール依存症を正しく理解して予防しよう

アルコール依存症を正しく理解して予防しよう

アルコール依存症は、早い段階で気づき治療を開始すれば、比較的治療効果があがりやすい病気です。
もし不安を感じたら、できるだけ早いうちに対応・対処しましょう。

重度のアルコール依存症は治療がとても難しいので、まずはアルコール依存症にならないように予防することが1番です。

アルコール依存症になる前に出来る3つの予防法

アルコール依存症の正しい知識を持つ

アルコール依存症はとても怖い病気であることはお話ししました。
原因や危険因子をきちんと理解し、正しい知識を持つことで予防に努めましょう。

飲酒をコントロールする

習慣的に飲酒している人は、飲酒する日より飲酒しない日を多く設けるようにしましょう。
すぐには難しい場合でも、徐々に飲酒する日を減らす努力が必要です。
また、記憶がなくなるまでの深酒はしないで、適量の飲酒を心がけましょう。

ルールを作る

「1人の時は飲まない」「1日に1缶まで」「〇時以降は飲まない」などのルールを作り、ルールを守りながらお酒を飲みましょう。

これらの方法を参考にして、この機会にお酒との付き合い方を見つめ直してみましょう。

最後に【アルコール依存症にならないためにも節度のある飲酒を】

今回は、アルコール依存症の症状や原因、怖さについてお話ししました。
アルコール依存症は誰しもが発症し得る病気です。

自分や大切な人たちがアルコール依存症で苦しい思いをすることがないように、正しい知識を身につけておきましょう。

  • アルコール依存症は時間が経つにつれ治療が困難になる
  • 身体的・精神的・社会的な様々な症状が現れる
  • 依存症であることを自覚していない人が多く、治療に至らないケースが多い
  • 早期発見・早期治療が大切

アルコール依存症は予防することが第一です。
お酒とは上手に付き合って、楽しく飲める環境を整えましょう。

何か引っかかる点がある人は、早い段階で治療を受けることをおすすめします。